「単純に何かスカッとすることをする」ことは本当に大切だ
こんばんは。
「気分がひどく落ち込んで何もやる気が起きない」
そういう時にどうするか?
そんな時には、「よく眠る」「よく歩く」を最優先に行う。その次のステップとして、もしくは並行して行いたいのが「掃除」と「料理」。
これらの大切さをお話ししてきました。
「よく眠る」「よく歩く」、そして「掃除」と「料理」。
これらはふだんの生活にも取り入れる価値があるのですが、心がひどく疲れているときにはなおさら大切にしていただきたい。
そういう精神状態にいるときには何もやりたくない。でも「何かをやらない」とますます状況は悪くなる。難しいことをやりたくないし、できない。だからこそ、こういう基本的であまり難しく感じない行いが有効なのです。
これらのステップを踏んで気分が上向いたら打ち手が増えてきます。
今日からは、そういう状況、そんな精神状態に陥るのを予防する方法、避けるためのコツをお伝えしたいと思います。
予防できればそれに越したことはありません。その意味でこちらのほうがより重要とも言えます。
それは「スカッとする行いを持っている」ということ。
これは、以前の記事で書いています。
生きているとどうしてもうまくいかないことがある。私たちは日々ストレスを感じています。それらを無視して、もしくは放置して、さらには無理に頑張ってしまうと、心が折れてしまう。それを予防するのが「スカッとする行い」。
「スカッとするルーティン」をつくる。
これは楠木建さんの書籍からの言葉です。
以前の記事でも書いていますが、氏の著書である
『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』(ダイヤモンド社 2016年)
に書かれています。
以下の文章は書籍からの抜粋になります。
「深刻な問題に見えることでも、ほとんどのことは実際のところ『気のせい』。」
「単純に何かスカッとすることをするのがおすすめ。自分なりの『スカッとするルーティン』を用意しておく。」
得てしてまじめな人ほど、些細なことでも気にしてしまい悩む。「悩みを解消する」ために「悩む」という悪循環に陥りがち。
「悩む」こと自体はさして悪くないかもしれません。でも、もともとの悩みの原因が「気のせい」によるものであれば、悩んでも何も得られない。
これも楠木建さんの言葉
「ほとんどの物事には客観的な良し悪しというものはない。単にその人がそう決めているだけ。だから、何があっても気のせいだと思っていれば、だいたいの物事は解決する」
この心持ちは本当に大切です。何があっても気のせいだと思う。生き易くなる秘訣だと思います。
とはいっても、気のせいだと思えない時もありますよね…。
そういう時にはどうすればよいのか。
明日に続けます。