久しぶりの再会に興奮 でも目的は果たせず
こんばんは。
最後に読んだのは思い出せないくらい昔のできごと。
数日に渡りこの著書と自分の生き方の相関を振り返っていると、もう1度読みたくなってきました。改めて「どんなことがあっても腕立て伏せを欠かさない」ことが書かれていた一節を読みたくなったのです。
そして、ついにこの書籍を改めて手にしました。
「懐かしいな~」
若かりし時に読んだときの高揚感・興奮。それをまた感じることができる。ワクワク感とともにページをめくり始めます。
冒頭はチャンピオン・ファイトのシーンからでした。
「このシーンが最初だったんだ!」
この本を最後に読んだのは、何せ何十年も前のこと。どんな章立てでどんな順序で書かれていたかは覚えていません。でも描かれているエピソードの数々はその多くを覚えていた。
「そうだ、こんなエピソードもあったよな~」と懐かしさを感じることも。落合信彦氏のお父様とお母さまに関する記述が今回は印象に残りました。当時はそれほどまででなかったのは、自分のことばかりに目が向いていたのかもしれません。
そして、一気に読み切ってしまいます。
時を経てもその面白は色褪せていませんでした。気分が高揚しやる気も湧いてきた。当時と比べれば、もうだいぶ歳を重ねているので、いくぶん冷静に読んだ感はありましたが、興奮して気持ちが高ぶったのは事実。
「やはり、素晴らしい本だな~」
「再読してよかったな~」
と満足感とともに、本を閉じた私。
そこで、ようやくあることに気付きました。
「腕立て伏せのくだりがなかった」
「そんはなずはない」
これだけ強く自分の心に刻まれた一節がないはずがない。
自分の勘違いだったのだろうか。誰か別の著者の作品で読んだのだろうか。
「あってほしい」、「あるはずだ」と思いながら、もう一度最初の項から見返していきます。
若かりし頃に自分の生き方を方向付けてくれた文章。その後長きに渡り自分の生き方を支えてくれた文章。その文章がないなんて、信じられない。
もしなかったら、何かを失ってしまいそうな感覚を抱きながら、必死にその一節を見つけようとします。
でも、ありませんでした。
私の思い違いなのか。それとも妄想なのか。そんなはずはありません。
確かに落合信彦さんの書籍で読んだのは間違いない。
そうなると、氏の別の本で読んだのかもしれません。なにせ、落合信彦氏にはまって一時期大量の氏の書籍を読みましたから。
何が何でも再会したい。
その思いを胸に本屋に足を走らせます。
明日に続けます。