準備にお金を惜しんではいけない
こんばんは。
大井競馬場に私を誘った師匠。彼は自分なりの予想方法を確立していました。
今日からはその各論をお話ししていきます。競馬に限らず、生き方・生活に参考になりますよ。
今日はいつもより少し長めに、かつ細かい話になりますが、お付き合いいただけるとありがたいです。
3.競馬新聞を購入し全てのレースを予想すること
これも私にとっては衝撃でした。それまでスポーツ新聞しか購入したことがなかったので、競馬新聞を購入するとは思ってもいなかったからです。
競馬をご存じない方は分からないと思いますので少しご説明を
スポーツ新聞は、スポーツや芸能、レジャーといった娯楽関連の話題中心として発行する新聞。報知、スポニチ、サンケイ、日刊、東スポといったところがメジャーです。その中に競馬面というページがあり、そこに主要レースの予想が載っているのです。この記事を書くときにチェックして知ったのですが、今は1部150円もします。私が買っていた当時は110円か120円だったと思います。
一方、競馬新聞とは競馬専門紙とも呼ばれ、競馬の予想だけが載っている新聞です。こちらは500円。私が購入していた時は400円か450円だったと記憶しています。
中央競馬(JRA)の場合はコンビニでも専門誌が売られていますが、地方競馬の専門誌は競馬場かその近辺の売所に限られています。その新聞を手に入れるところから、大井競馬場での一日が始まります。各社が予想紙を出していて、南関東では勝馬、ケイシュウNEWS、競馬ブック、日刊競馬といったものがあります。
競馬新聞は予想専門誌ですので、当然ながらスポーツ新聞よりも断然情報量が多い。でも新聞に400円も500円も払うという考えがありませんでした、当時の私には。新聞にお金をかけるくらいなら、馬券を買ったほうがましと思っていたのです。
「スポーツ新聞だけじゃ情報が少なすぎて比較できないだろ。全レースの出走情報が載っているわけでもないし。少し高くても競馬新聞を購入した方が断然お得。後ですぐ取り返せるよ。」
という師匠の言葉に従い、師匠おすすめの日刊競馬を初めて購入しました。
実際に取り返せるかどうかは別として、取り返せる確率は高くはなるような気がしました。闇雲に、あてずっぽうに馬券を買うよりも、しっかりと予想して買ったほうが。まあ、実際にはいくら予想しても当たらないのがギャンブルではあるのですが…。
準備に手間隙をかけることは大切。「準備を制するものは、人生を制す」という言い回しも聞くくらいです。
特にお金をかける場合には、慎重になったほうがいい。大事なお金を何に使うのか、いかに使うのか。熟考せずにお金を使って後悔するよりも、準備の段階で少しの出費を受け入れてベターな選択をするように仕向ける。私たちの生活において、その方が精神的にヘルシーである場面は多くあると思います。
正確にいえば、競馬はそんな対象には当てはまりません。でも、この考え方を師匠の言葉を通じて改めて認識できたと思います。
師匠はそこまでは考えていなかったと思います。ただ、競馬新聞を使うことでより予想を楽しむことができる。それだけの理由かもしれません。でも、自分の予想が当たったときの嬉しさは、テキトーな予想で勝ったときの嬉しさよりも大きい。それは事実だと思います。
では、実際にどう予想していたのか?
明日に続けます。