大器晩成 その物語を生きた人の共通点
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
「大器晩成」の物語を具現化してきた人を見てきました。
カーネル・サンダース、レイ・クロック、安藤百福、そして伊能忠敬。
彼らに共通するのは、努力・情熱・執念といった強い精神力を伴った前向きな姿勢と、自身の信念を胸に実行に移す行動力。
この2つがあってこそ「大器晩成」という物語が展開していったのです。
その他にも共通点があります。お気づきですか?
それは「長生き」をしているということ。
カーネル・サンダースは90歳、レイ・クロックは81歳、安藤百福は96歳!、そして伊能忠敬は73歳まで生きています。伊能忠敬が生きていた江戸時代の平均寿命は45歳ほどといわれていますから73歳はかなり長寿といえます。実はこの記事を書くまで彼らの年齢を正確に把握していませんでしたので、本当に驚いてしまいました。
晩成するのための条件として「長生き」することを見落としてはいけない。長い間人生というマーケットにとどまるからこそ、成功を手に入れる可能性を高められる、チャンスをつかむことができる。ここは見逃してはいけないポイントだと思うのです。
そして、このポイントは凡人にとってありがたい。天才にはなれない凡人は長生きすることで、天才との差を埋めることができる。夭逝する天才の偉業に並ぶことはできなくても、長い時間をかけることで近づくことはできる。地道に努力を重ねることで、すぐでなくとも、一歩一歩着実に成功に近づくことができる。その期間が長ければ長いほど花開く可能性が高まっていく。こう考えると努力が楽しくなってきます。
これからますます長寿化が進む世の中では、私たちの誰もが「大器晩成」の物語を成し遂げることができる存在。過去の時代を生きた人々よりはかなり恵まれた存在であることを自覚しましょう。
人生100年時代と言われる昨今、私たちは本当にいい時代を生きているのですね。
「大器晩成」で注意しておきたいことがもう1つ。
それは「大器晩成」は周囲によって認められる物語であるという点。あなたが晩年になってから、または後世の人によって語られる物語であるということです。
まだ芽が出ない人に対して「あの人は大器晩成タイプ」と言ったり、もしくは自分を「私は大器晩成タイプだ」とかと言うことがありますが、これは単なる勘違いですよね、未だ「成って」いないのですから。慰めや逃避といってもいいかもしれません。
少なくとも「俺は大器晩成タイプだ!」と周囲に言うのは止めた方がいいでしょうw