ストーリーを味方につける 映画のワンシーンを思い起こす
こんばんは。
週末の2日間を使って書き上げたブログ記事をなくしてしまうという大失態。日曜日の午後3時頃までに感じていた充実した気分は消え去り、失意のまま一日を終えます。
翌朝になっても動揺していた私ですが、何とかアクションを開始。
そのアクションとは、自分が書いた内容のポイントを羅列すること。
正確には覚えていないとしても、書いた内容は何となくは覚えている。記憶が遠のく前にできる限り思い出した内容を書き上げることを決意します。
記事の体裁に整えるにはまとまった時間が必要なので、それは次の週末に行う。その前段階として、一度書いた記事の要点を思い出せる限り列挙することにしたのです。
データを消失した日曜から月曜にかけて、私はあるストーリーを思い起こしていました。
それは映画『ラブ・アクチュアリー』のワンシーン。
『Love Actually』は2003年に後悔されたリチャード・カーチス監督によるロマンティック・コメディ。私が大好きな映画の一つである『ノッティングヒルの恋人』(1999年)の脚本も手掛けたリチャード・カーチス。『ブリジット・ジョーンズの日記』も彼の作品ですね。最近では『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)、『イエスタデイ』(2019)も評価が高いです。
私が思い起こした『ラブ・アクチュアリー』のワンシーン。それはある作家と彼を世話する家政婦のエピソード。この映画をご覧になった方にはお馴染みのシーンです。
コリン・ファースが演じるジェイミーはミステリ作家。恋人が自分の弟と関係を持っていることを知るシーンの後、ジェイミーはフランスのコテージで執筆に勤しむことにします。そこで、コテージの大家から家政婦として紹介されたのがポルトガル人のオーレリア。言葉の通じない2人がともに過ごす時間が始まりました。
ある日のこと。ジェイミーが外でタイプしている時に、不注意から出来上がった原稿を風に飛ばしてしまうオーレリア。沼に落ちた原稿を拾うために池に飛び込むオーレリアを追いかけるジェイミー。この出来事が2日の距離を一気に縮めた。そんなシーンでした。
このシーンを思い出した私は、
「ブログ記事データの消失などたいしたことない」
「災い転じて福となるとはこのこと。ここからハッピーエンドに向かっていくのだ!」
と自分に言い聞かせていたのでした。(私の場合には何がハッピーエンドかは分かりませんが・・・)
こういうストーリーを知っていると、意気消沈した気分を盛り返すことができます。
物語を持っていることは生き易さにつながる。そのことを体験できたと考えれば、悪いことではなかったのかもしれない。そう思うようになっていきました。
でも、クヨクヨしがちな私は、1つのストーリーでは足りなかったのが本当のところ。
思いを巡らしたもう1つの物語がありました。
明日に続けます。