遅咲きの偉人から学ぶ 政治家の人生から学ぶ
こんばんは。
晩年に大成した偉人。このテーマを考えた際に外せないのが政治家。
政治には興味がないかもしれません。また、昨今の政治家には魅力を感じないかもしれません。でも、歴史を振り返ると、偉大な政治家は存在します。
彼の人生を記しますね。
9歳:母親と死別
22歳:事業に失敗、倒産
23歳:州議会議員選挙に落選
25歳:事業に失敗、破産
26歳:恋人と死別
27歳:ノイローゼに
28歳:州議会議長選挙 落選
彼は人生序盤の20代でこんなにも多くの失敗・挫折を経験しました。ここから好転するかと思いきや、そうは行きませんでした。
31歳:大統領選挙人選挙 落選
34歳:下院議員選挙 落選
39歳:下院議員再選挙 落選
30代に至っても落選続き。失敗と挫折を繰り返しています。
(ここで一応断っておきますが、途中では当然当選していることもあります。誇張するために落選だけをリストアップしています。)
40歳:国有地管理局長 落選
45歳:連邦上議員選挙 落選
47歳:副大統領を目指し失敗
49歳:上議員選挙に再度落選
40代でも落選の連続。そして、
51歳:アメリカ合衆国大統領に選出
この人物が誰だかすでにお分かりですよね? そう、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンです。
一般には「奴隷解放宣言」や「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉で有名ですね。
でも、リンカーンが挫折に次ぐ挫折に見舞われていたことをご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
挫折や失敗を乗り越えて大統領にまで上り詰めたという物語。この彼の生き方から私たちは学ぶことができます。自分の人生と比較してみると「自分の置かれた状況はまだましだ」「こんなことで悩んでいても仕方がない」「まだまだこれから挽回できる」という「生きる力」をもらうことができますよね。
リンカーンの物語から得られるのは「生きる力」だけではありません。
「最後まで諦めない」
「失敗を恐れない。失敗なくして成功はない」
リンカーンはアメリカ史上もっとも偉大な大統領と言われますが、同時に最も失敗した人とも言われています。
「最後まで諦めず」に「挫折や失敗を糧に生きる」を実践した偉人、リンカーン。
彼の物語を知っていて損はない。むしろ知っていないと大損です。
エイブラハム・リンカーンという人物をこんなに簡単に語り終えることができません。
彼の人生を書いた作品や自伝は数多出ていますし、映画化もされていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
スティーヴン・スピルバーグが監督し2012年に公開された『リンカーン』は名作として評価されています。
著作としてはデール・カーネギーの『人を動かす』の中でリンカーンについて触れられています。実際私がリンカーンに興味を持ったのはこの著作を読んだから。原書(英書)がお勧めです。
デール・カーネギーは『Lincoln Unknown』という著作も書いています。こちらのほうがよりリンカーンの事を知ることができるでしょう。