「新年の誓い」の罠
こんばんは。
昨日は「振り返りと計画の時間を取る」ことの大切さについて書きました。
こういう取り組みをやる習慣がないと、その時間に何かソワソワした感覚を覚えるという人が多いんですよね。「自分と向き合う」という経験があまりないがゆえに、なにか落ち着かなくなってしまう。
さらに、自分の思考を言語化するというのもやり慣れていないと難しい。いや、やり慣れていたとしても難しいですが。
でも、これをやると自分の課題をより明確にできて、そのための解決策も考え出すことができる。解決策を「考え出す」というよりは「引き寄せられる」という表現の方が適しているかもしれません。ふとした瞬間にひらめいたりするんです。
今年はまだ5日間残っています。今年中に、この時間をなんとか確保していただきたい、そう強く思います。
この時間はけっこう楽しくもあるんですよね。特に来年新しく達成したいこと、そのためにやることを考えるのはワクワクするものです。
新年の目標としてよくあげられるのが「ダイエット」。減量ですね。そして、行動目標として「毎日30分走る」とかを掲げる。
計画を考えているときにはできそうな気がする。スマートになった自分を想像して嬉しくなっているので、そのくらいだったらできそうな気がしてしまう。
でも、現実はというと… 三日坊主に終わってしまうんです…。
一年を通して新年の誓いを守り通せる人はごく僅か。これは複数の調査による統計でも示されているようです。ですので、もしあなたが途中で挫折してしまっても落胆してなくて大丈夫。その他大勢の人も同様に挫折し待っているのですから、その一部にすぎません。
でも、どうせなら挫折したくありませんよね。いや、その他大勢と差をつけるためには、なにがなんでも挫折は避けたいですよね。
失敗の原因の一つは「意志に頼る」こと。自身の意志を過信してしまう。特に「新年の誓い」はなにか厳かな雰囲気を帯びることがあるので、誓ったときには「なにがなんでもやってやる!」と思ってしまう傾向があります。でも、その「意志」は続かないという現実を知ることになる、というわけです。
もう一つは、新たな目標を数多く掲げ過ぎてしまう。自分の生活の質を上げるような行動習慣を何個も身につけたい。その気持ちは分かります。特に新年という区切りでは、ヤル気に満ち溢れていますから、なおさらのこと。
でも、そんなに何個も新しい行動を続けられないという現実を知ることになる。
このように「新年の誓い」というのはありがたくも難しいものであるんです。
失敗しないためのポイントを一つ挙げたいと思います。
明日に続けます。