自身の血肉にすべく繰り返し読んだ書籍
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
長きにわたり、救いを求めて数多くの書籍に手を伸ばしてきました。いわゆる「自己啓発書」という類の本が多かったと思います。
でも一時の精神安定剤、もしくはカンフル剤としての機能しか持たない書籍が多かったのが実態。書籍自体の問題もあったかと思いますが、自分の心構えが問題だったと思います。自ら人生を切り拓こうという意気込みはなく、自分を救ってくれる存在を受動的に求めていたのですから。
そんな中でも、自分の血肉にすべく、繰り返し読んだ書籍はありました。数少ないそれらの本の中に、田坂広志さんの書籍がありました。
・『プロフェッショナル講座 営業力―「顧客の心」に処する技術と心得』 ダイヤモンド社 (2004/4/1)
・『人生の成功とは何か』 PHP研究所 (2005/6/23)
・『仕事の技法』 講談社 (2016/1/20)
特に『仕事の技法』には感銘を受けました。仕事や人間関係で悩み続けてきた私に、新しい視点を与えてくれた一冊。
この書籍からの学びもメモに何度も読み返しました。思えば、この「読み返し」という習慣は、この本と出合ってから本格的に根付いていったのです。
そして、次に手に取った田坂広志さんの書籍が『人生で起こること すべて良きこと』でした。
この書籍のサブタイトルは『逆境を超える「こころの技法」』。このサブタイトルをタイトルにした文庫版も販売されています。
PHP研究所さんのページでは、次の解説が書かれています。
「人生で起こること、すべて良きこと」そう思い定めるとき、道は拓ける。
失敗や挫折、大病、身近な人の死など、人は逆境を避けられない。しかし、「人生で起こること、すべてに深い意味がある」と思い定めるならば、その逆境は、自身を大きく成長させる最良の機会になると、著者は語る。本書では、自らの体験を述べながら、解釈力、引き受け、内省日記、死生観など、こころを育てる具体的な技法を、対話形式で易しく説く。
田坂広志さんの書籍に共通する、深みある内容にもかかわらず分かりやすい説明に説得力を感じました。論理的に納得できただけでなく、理屈を超えた思いを胸に抱かせる、力強さ、そして暖かさ感じたのです。
そして、単なる精神論ではなく実践のための具体例が詰め込まれているのです。
これまで数多く読んできた「その場だけのカンフル剤」のような書籍でなく、これから先の人生を歩む過程において、拠り所となりうる必携の書。最初の章を読んでそう感じたのですが、読み進めるうちにそれは確信に変わりました。長い間感じることのなかった「希望」を心の奥から感じた、私にとってかけがえのない本です。
明日は、もう少し具体的に説明しますね。前置きが長くなり申し訳ございません。。。