「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

地球の歩き方

 

こんばんは。

 

旅好きの私にとってかけがえのない存在。

それが『地球の歩き方』。

初めて海外を旅したのは成人になってから、という遅咲き(?)の私。それからこれまで数多の国を訪れることになりましたが、そこにはいつも『地球の歩き方』がありました。

初の海外旅行は友人とイタリアとギリシャを巡る一週間の旅。彼も同様に初めての海外渡航でした。旅に不慣れの二人のために、旅にこなれている彼のおじさんが手配してくれたチケットとともに手渡してくれたのが『地球の歩き方』でした。

 

ガイドブックを読むだけでワクワクしてくる。実際の旅よりも、旅の前にガイドブックを片手にいろいろと夢想する時間も楽しい。そこにはいつも『地球の歩き方』があったのです。

 

スマホもなく、インターネットもそれほど普及していない時期には、この『地球の歩き方』が拠り所でもありました。

このシリーズの特徴は、旅行者の経験談が随所に盛り込まれていること。特に「危険な目にあいそうになった」という情報は役に立ちました。旅に不慣れな段階においては、こういう情報が本当にありがたいのです。想定される危険を知っておれば、それに遭遇するのを避けることができるし、実際にそういう場面に置かれたとしても対処が容易になりますからね。

 

先述のイタリア旅行ではこんなことがありました。

地球の歩き方』に書かれていた「危険な出来事」は数多くあったのですが、実際に役立ったのはスリや日本語で話しかけてくる紳士についての情報。

 

イタリアではジプシーによるスリが多い。彼ら彼女らは本当に巧みにスリを働くから用心した方がいい。

このことを同書から学びながらも「実際に自分の身に起こるのかな~」と半信半疑だった私。でも実際にジプシーにスリをされそうになりましたw 用心をしておりましたので事なきを得たのですが、前情報がなかったらやられていたかもしれません。

 

もう一つが、日本語で話しかけてくる紳士。

これも「本当にこんな人いるのかよ~」と思っていたところ、実際に出会ってしまったのです。

「日本の方ですか? 私は以前日本に滞在していたことがあって日本が大好きなのです。新宿のワシントンホテルに泊まっていました。」という語り口は、まさに同書に書かれていた文句と一緒でしたw

 

私たちは笑顔でその場を去り、何の被害も被ることはありませんでした。

 

今となっては余裕がなかったのだな~と思います。その紳士と話を楽しんでも良かったかもしれない。その後の展開を見るのも良かったかもしれない。

でも当時は初めての旅だったので、危険な状況に巻き込まれないことが重要だった。それを『地球の歩き方』が助けてくれたのです。

 

いい思い出です。

 

地球の歩き方にまつわる、もう一つ心に残っている旅の思い出があります。

 

明日に続けます。

 

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