缶コーヒーのデメリット ‐認識したうえで選択する‐
こんばんは。
昨日は「小さな幸せ」として缶コーヒーについてお話しました。
缶コーヒーは健康に悪いと言われることが多いですが、実際はどうなのでしょうか。
缶コーヒーに限らず炭酸飲料や清涼飲料水は総じて体によくありませんが、特に缶コーヒーは槍玉に挙げられているような気もします。
缶コーヒーは「コーヒー」ではなく「たっぷりの砂糖を溶かした液体」という言い方もされますよね。
そう言われるのは、糖質含有量が多いから。商品の種類によって幅がありますが、185gの缶コーヒーに2~4個相当の角砂糖が入っています。500mlのペットボトルコーヒーになるともっと量が多くなります。
このたっぷりの糖質を流し込むことによって、血糖値が一気に上がってしまう。「血糖値スパイク」と呼ばれる現象です。
血糖値が一気に上がると、今度はジェットコースターのように一気に血糖値が低すぎる状態に。
血糖値が一気に上がるとセロトニンやドーパミンが分泌されて気分がよくなります。これは分かりますよね。缶コーヒーに限らずコーラを飲んだときも同じ。後者のほうが分かりやすいですかね。気分爽快、ハイな気分になるのです。
その時体内では急激に上がった血糖値を下げるために大量のインスリンというホルモンが放出されています。これで血糖値が急激に下がります。血糖値が不安定な状況となり、今度はイライラや眠気に苛まれる。
そうなると、今度は「ハイな気分」を取り戻したいがために血糖値をあげる缶コーヒーを欲する、という悪循環。「糖質中毒」と呼ばれることもありますね。
血糖値の急上昇は、肥満につながるだけでなく、糖尿病にも関連しています。さらには、血管を傷めるため多くの病気の原因ともなる。
「血糖値のコントロール」が健康のキーとなることが分かってきた現代においては、血糖値を急上昇させる存在は問題視されてしまうのです。
缶コーヒーは添加物が多く含まれるのも良くない、と言われています。また、微糖は砂糖が少なくて良さそうですが、人工甘味料が使われていて、中には危険性が心配されているものもあるとも。
缶コーヒーには逆風ですね~。
缶コーヒーの売上が減少傾向にあるというニュースを見聞きします。スタバなどのカフェの台頭、コンビニやファストフードでの安価で良質なコーヒーの登場が主要因と思われますが、健康に敏感な人たちが増えてきたのもその要因と言えるかもしれません。
とはいえ、「でも缶コーヒーは好きなんだ!」という方もいらっしゃると思います。
私のように「たま~に」楽しむ分には問題ないでしょう。以前の私のように1日3本飲んでいたらアウトですが、1本ないいかもしれませんね。それを止めることによってストレスが増えるよりは。
その影響を知ったうえで選択するのは、何も知らずに、気にせずにはまっている状況ととは異なるのではないですかね。
または、缶コーヒーを選ぶときに成分に注意することで悪影響を排除、もしくは極小化できます。特に無糖の缶コーヒーはいいですよ。
特にUCCの缶コーヒーはお勧めです。シャッキっとしますよね。