不安が頭の中を堂々巡り そんな時はありませんか?
こんばんは。
「やることが多すぎるように感じて地に足がつかない」
こんな時は「やらなければいけないこと・やるべきことを全部書き出す」ことが効果的。そんなお話をしました。
「頭にあることを全部書き出してみる」ことは、私たちの生活のあらゆる場面で有効な方法です。
次に「次々と不安が押し寄せてきて気持ちが落ち込む」といった状況を見てみましょう。
例えば、あなたが仕事で大失敗してしまったとしましょう。
「会社に損失を与えてしまった」・「上司に迷惑をかけてしまった」という思いから始まり、「これからの自分の立場はどうなるのだろう」といった、将来への不安が頭をもたげてくる。
「もしかしたら降格になるのではないか」「下手をすると首になるかも」と悪い方向へとどんどん想像が膨らんでいく。
その一方で「自分は言われた通りにやっただけだ」「そもそもこんなに難しい仕事を押し付けるのがおかしい」といった責任転嫁の考えも頭を巡る。
「あの人は今回のことをどうみるのだろう」「社長は分かってくれるはず」「でもあいつがあることないこと言いそうだな」と周囲の人がどう考えるか、といった想像の世界に入っていく。
「どうすればいいのだろうか」「どうしようもないかもしれない」「でも何かしないと」と考えるも有効な方法は思いつかず。
頭の中は、こういった思考で満たされてしまう。せっかくの休日なのにずーっと同じようなことを考えている。そんなことはありませんか?
こうなってしまうかもしれない。ああなってしまうかもしれない。いや、もっとひどい事態であんなふうになってしまうかも。でも、こんなふうになるんじゃないか。いや、もしかするとこういう可能性もあるぞ。
といったように、考え続けてしまっている。
食事や娯楽で気を紛らわせたとしても、頭は一向には晴れない。
さっき考えたことが、再び頭の中に浮かんでくる。そして再びネガティブ思考のスパイラルに入っていく。一度考えたはずなのに、もう一度同じ流れで思考を巡らせてしまう。
布団に入っても、ネガティブ思考ゲームは終わらない。
ああなってしまったらどうしよう、こんなことも起こりうるぞ、いや、やっぱりあんなふうになってしまうかもしれない。もしかすると、こういう可能性もあるよな、やっぱり。
といったように、不安が頭の中を堂々巡り。まったく眠ることができず、より不安になっていく。
どうしてこうなってしまうのか?
明日に続けます。