「その日にやることを細かくリストアップ」が効く3つの理由
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
精神的に追い詰められていて、何も手につかないほど心が落ち着かない。
そういう状況に陥ってしまったら
「その日にやることを細かくリストアップする」
ことをお勧めします。
これすらやることがしんどい。そんな境遇に置かれることもあるかもしれません。
でも、なんとかこの時間だけは確保していただきたい。そうすることで、ネガティブ思考のスパイラルから抜け出すためのスタート地点に立つことができるのです。
なぜ、これがいいのか?
その3つの理由をお伝えしていきます。
第一に、書くことで精神的に落ち着くことができるという点。
私たちは、心の状態が不安定だと実際よりも状況を悪く見てしまいます。不安や心配を繰り返し考えて心を痛めていると、頭の中で考えている世界が、その状況が、どんどん悪くなっていく。
そんな時には、頭の中の思考を紙に書き出すことで現実と向かい合う。不安や心配の正体を少しでも認識できることで、心に落ち着きを取り戻していくことができるのです。
状況が想っているほど悪くはないと感じられたり、打ち手を考える冷静さを取り戻せたり、といった前向きな流れを作り出すことにつながる。
と書いておきながらも、現実と向き合える心の準備ができないかもしれません…。当人にとって事態が深刻と思える場合には。
そんなときには、日常やっていることを書き出す。それだけでもいいのです。
これだけでも、頭の中の負荷を少し取り除くことができる。心に少し余裕を与えることができる。
「やること」をひたすら書き出していくという、ハードルの低い行動で少しの落ち着きを取り戻す。まずは、ここから始めるだけでいい。現実と向き合うのは、後々のステップでも構わない。
第二に、自分がすべきことが分かること。
落ち着かない精神状態にいると、次から次へとやらなくてはいけないことを思い出しては、それらをできない自分を責めるという悪循環にはまってしまいがち。
でも、紙に書き出すことで「やるべき」ことが明確になる。やらなくてはならないことが無限にあるように感じていたのは錯覚であり、現実には限りがあることを知る。
これは安心感をもたらします。心も頭も少しスッキリするのです。
第三に、自分ができることがある。そのことを認識できること。
リストアップしたのは、自分がふだんは難なくやっていることばかりですよね。
それを眺めることで「自分にはできることがあるんだ」という安心感を得て、少し元気が湧いてくる。
打ちひしがれた状態にあってもできることがある。それを認識することで、心が少し軽くなる。前に進もうという気持ちが少し生じてくる。
明日に続けます。