「思っていたほど不安は多くない」ことに気づく
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきたくありがとうございます。
「次々と不安が押し寄せてきて気持ちが落ち込む」
こんなことはありますよね。
昨日は「あなたが仕事で大失敗をしてしまった」時にどんなことが起きているか、を例としてお話しました。
どうして不安は次から次へと浮かんでくるのか?
それは、私たちの頭の中は無限に広がる抽象空間だから。
私たちは想像力に長けているとも言えます。
私たちは頭の中では何でも描くことができる。無限に思いを巡らすことができるのです。いいことも悪いことも。想像力をいいことだけに用いればいいのですが、実際にはそんなに都合よくいきません。
でも、それらはつかみどころのないものであることが多い。
実際に頭の中に巡った思いを書き出してみると、そのことが分かります。
無数に感じられた不安の数々を書き出そうとしても、思ったほどかけなかったりする。それもそのはず。あなたは同じことを何度も何度も別物の、別の不安事として考えていただけなのですから。
「思っていたほど不安は多くないのだ」という現実を知ると、あなたはホッとします。頭の中を覆いつくしていた漠然とした不安は消え去り、頭がスッキリするのです。心が晴れるのです。
そして、今や不安は漠然としたものではなくなり、具体的にあなたの目の前に書き出されている。
実際にその不安は解消されていなくても、その敵の正体は分かっている。なので、漠然とした怖さではなくて、現実に考えられる問題ごととて捉えられる。これだけでも、気分はそうとうスッキリします。これであなたの精神状態は通常モードにまで回復した。こうなればしめたものです。
あとは、その問題ごとを解決していくために、対策を考えて一つ一つ潰していく。具体的な問題に具体的な対策を立てることは数段簡単ですよね。抽象的で漠然とした不安を解決しようとするよりは。
全部は解消できないかもしれません。でも、すでに気持ちに余裕がある状態のあなたは、漠然と膨大な不安に悩まされていた状態に比べて、より前向きに考え行動することができるのは確か。泥沼から抜け出したあなたは、自分をよりきれいにするためのアクションをとることができる。
不安に押しつぶされそうになった時には、頭の中にある思いを書き出してみる。書き出すことで、無数に感じられた抽象的な不安から解放される。具体的な問題を認識したことで、具体的な打ち手も見えてくる。
いいことづくめですね。
ぜひ試してみていただきたいと思います。