4冊目でついに再会した一節
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
遅い時間の更新になってしまいました。
「どんなことがあっても腕立て伏せを毎日欠かさなかった」
若かりし頃に出会ったこの一節と再会するために、落合信彦氏の書籍を再読。
でも『アメリカよ! あめりかよ!』にも『狼たちへの伝言』にもその文章を見い出すことができない、というまさかの展開に。
どちらの本も読み進めているうちに夢中になってしまい、「腕立て伏せ」の一節を探すことをしばし忘れてしまったほど。
「読み飛ばしたかもしれない」と何度かページをめくりなおしましたが、やはりありませんでした。
そして、次に手に取ったのが、
『狼たちへの伝言2』(1989年、小学館)
シリーズ2作目です。
さらに、保険として(?)
『狼たちへの伝言3』(1991年、小学館)
も合わせてオーダー。
このシリーズであの一節を見つけることができなかったら、この再会の旅は一旦中断しよう。そう決めました。
「絶対あるはず」という自信(?)があったのと、「ここで見つけられなかったら、もうどこにも見つけられないかも」という諦め(?)が入り混じったような感情。
『狼たちへの伝言2』も面白かった。気持ちが高ぶりますね。熱いメッセージの数々に胸躍ります。
当時の世界情勢についての記載も興味深い。こうやって過去の歴史を顧みる時間をあまりとっていないこともあり、何か新鮮味すら感じました。
でも、やはりあの一節はなかった。
不安になりながら、『狼たちへの伝言3』を手にします。最後の望みを託しながら。
これも面白い。どんどん読み進めてしまいましたね。でもあの一節は現れない。諦めを感じかけたその時、残り3章目で、ついに「腕立て伏せ」という言葉が目に飛び込んできました。
下記に抜粋します。
「・・・・ アメリカに渡ってからは、大学の寮で腕立て伏せを150回、腹筋を80回、毎日続けた。」
「1日も休まなかったのは、よきルームメイトがいたからだ。後に米空母「コーラル・シー」の館長になった彼は、粉塵に不可欠なものは強い肉体と強い意志であると信じ、たとえグデングデンに酔っぱらってもトレーニングをさぼらなかった。オレのほうがヘロヘロになっているときには、「ノビー、お前には意志がないのか」と叱咤する。」
「酔いと過激なトレーニングに、ノドから心臓が飛び出しそうになったものだ。」
「あったぞ!」という嬉しさとともに安堵を感じる。
同時に、自分の記憶とかなり違っていた内容に少し残念な気持ちになったのでした。
明日に続けます。