「気分転換」を上手に取り入よう
こんばんは。
先日、在宅勤務のデメリットについて私見を述べさせていただきました。
その一つが「気持ちの切替えが難しい」ということ。
同じ場所で集中し続けるのは難しい。このことを実感されている方は多いと思います。
これは在宅に限らず、他者と時と場所を共有している会社でも同じこと。
後者の場合は、外部要因で気分転換を図れるという側面がありますね。他者に話しかけられたり、会議へ参加したり、他人と話すために近距離とはいえ歩いたり、といった。
前者の場合、在宅勤務に限らず、一人で何かに取り組む場面では、気分転換を自分でコントロールする必要があります。その得手不得手が生産性に影響を与えているかもしれませんよ。
私自身は決して「気分転換上手」とは言えないかもしれません。でも、心掛けている小さな工夫がいくつかあります。
その一つが、集中が必要なタスクの合間に「日常の用事」を一つ挟む。
日常の用事とは、歯磨き、シャワー、トイレへ行くといったことです。これらは本当に小さなことですが、少し気分を変えてくれるのは確か。日常の用事は、小さな気分転換の機会なのです。
文章を作成したり、資料を作成したり、読書をしたり。集中して取り組む行いの中に「小さな気分転換の機会」を入れ込んでいく。
ポイントは、この「機会」を続けて使わないこと。例えば、気分転換を図るために、歯磨きの後にトイレに行ってシャワーを浴びる、といったように連続して「機会」を浪費しないようにする。気分転換が必要だと感じたら歯磨き「だけ」をする。その後、また元のタスクに戻る。
気分転換の機会は貴重な存在。その機会一つ一つ大事にする、ということです。
その日の体調や、置かれた環境によって、集中力の度合いは異なってきます。何度も気分転換が必要となる日もあるでしょう。タスクに取り組むもなかなか前に進まずにイライラしてしまう、焦ってしまう。そんな場合でも使える「機会」をふんだんに持っておく。機会を連続して一気に使わないようにすることで。
まだあります。集中が必要なタスクの合間に「家事」を一つ挟む。
掃除、洗濯、料理、といった家事は、先述の「日常の用事」より時間を要します。その意味で気分が変わる度合いも大きいでしょう。でも、それ以上に大きなメリットがあります。お分かりですか? それは「気分の安定」を得やすい、ということ。
無心で掃除と料理に取り組むことで、気分が落ち着いてくる。沈んだ気分や下がったモチベーションを挙げてくれる効果もあります。洗濯も心を晴れやかにしてくれますよね。家事がもたらしてくれる「ごほうび」を活用して、集中を必要とするタスクの合間に挟むことで、タスクへの取り組みがより容易にするのです。
明日に続けます。