頭の中だけで振り返っても
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
結果には原因がある。これは自明のこと。
でも、私たちは実際の生活において、その原因についてどれだけ真剣に考えているでしょうか?
・この結果をもたらしたのは何なのか?
・自分が何をしたから、何をしなかったから、この結果が生じたのか?
自分にこう問いかける機会がどれだけあるでしょうか?
まったく考えないということはないでしょう。自分の身に不都合なことが生じれば、その原因を考える。
でも、だいたいの場合が、頭の中で考えるだけ。自分の記憶の中にある、それらしき原因にとびついて、それ以上思考を深めることはしない。その原因の確からしさを確認しようともしない。
とはいえ、私たちの生活においては、原因と結果が直接的に捉えられないケースにあふれているのも確か。自分がその結果をもたらしたとは考えられないことは本当に多い。
でも、ここで思考停止していては、前に進めなくなってしまう。その結果をもたらした原因を考えてみる。自分に責任がないと思っても、もう少し、そして、もっと深く考えてみる。そうすると、何か見つかるかもしれません。もし見つからなくても、原因を考える癖を身につけることにつながる。それだけでも、一歩前に進んだと言っていい。
嬉しいことに、ダイエットにおいては、この「原因と結果」は分かりやすいのです。
岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』から改めて抜粋します。
・並外れて太るのは、「並外れて太る行動」をとり続けた結果なのだ。たえまなく太る努力をし続けなければ、そんなに太り続けることなどできない。
そうなんです。
「太ってしまう」のには原因がある。それは「太ってしまう行動」をとり続けたということ。
ダイエットでありがたいのは、原因の特定が容易であるという点。
「太る」という状態は、食事の影響が主要因。自分の食生活を仔細に分析することで、その原因が見えてくる。
体重は分かりやすい。自分が取った行動が結果に直結するのですから。自分の行動以外の要素を排除できるという点で、考える範囲が限られてくる。
「たえまなく太る努力をし続ける」という表現が面白いですね。努力とはアイロニーでしょう。あなたが「せっせと、せっせと積み上げた」ということを「努力」という言葉で表されたのだと思います。
「継続は力なり」は、マイナスの方向にも働くのですよね。「太る行い」を継続してきたから「太る力」を養ってしまったのです。
「太ってしまった行動」をやめれば「太っていない」状態を手に入れることができる。簡単ですね。
でも、「太ってしまった行動」を頭の中だけで振り返っても実際のところはつかめない。ここが大切なポイントです。自分の記憶力を過信するのは止めましょうw
明日に続けます。