「メモを取る」ことには、こんな効用もある
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
「記録をとる」ことで、具体的に「太る食事や行動」を特定する。
これが「レコーディング・ダイエット」の「助走」のフェーズで求められていること。
原因を特定することができれば、ダイエットは半ば成功したも同然です。成功したとは、少し言い過ぎかもしれませんね。
でも原因が分からないまま闇雲に前に進むよりは、成功により近づいているということは確かです。
この段階では「メモを取り現実を認識する」だけ。減量に向けた具体的なアクションは求められていない。
具体的なアクションをしていないのに、不思議なことが起こった。
こう書かれていましたよね。
・するとどうなったか? 五か月間で私の体重は107キロになった。つまり10キロもの体重が、食事制限もなにもなしで落ちたのだ。
なぜなのか?
そのヒントはすでに書かれていました。
・原因はおそらく。「無意識のうちに太る行動を避けていた」ということだろう。ここ重要だから注意して欲しい。
意識しなくても「太る行動を避けていた」。これが体重減につながったということです。
具体的にはどういうこと? という疑問に答えを用意いただいておりました。
・食べた後の「メモを取る」という行為のほんのちょっとした面倒くささがブレーキをかけているようなのだ。以前は「食べよう」という決意もなしに、当然のように食べていた。それを、一度はっきりと意識するだけで違うのだ。こういうちょっとした気遣いの結果が、ゆるやかな体重減少となって現れたのだろう。
そうなんです。「メモを取る」というのは面倒くさいのです。
一日三食分のメモを取ることならできそうです。何日間か続ければメモを取ることも習慣化できるでしょう。でも、これが間食も含めた「口にする」機会すべてでメモをとるとなると、そう簡単な話ではない。ストレス解消のために「食べる」を利用していたらなおさらです。リラックスしたいときにメモをとるのは本当に面倒くさい。
でも、「メモを取る」ことを続けて「習慣化」できたあかつきには、この「面倒くささ」が勝利をする。「メモを取る」が習慣になって「やらなくてはいけない」と自然に思える。そうなると「食べること」にブレーキがかかる。面倒くさいことを避けるために。
「メモを取る」と「食べる」がセットになった。この組み合わせを手にしたことで、「食べる」ことに意識が向くようになる。
「食べる」ことを意識せざるを得なくなると、自然と行動が変わってくる。
「メモを取る」ことには、こういう効用もある。面白いと思いませんか。