欲望にまかせるのではなく、本当に必要なものを求める
こんばんは。
欲望と欲求の違い。
こういう考え方をしたことはありますか?
さすが岡田斗司夫さんですよね。読者の心をつかむのがうまい。
欲望ではなく欲求に従う。これは食だけにおさまらないとおっしゃっています。
・この再加速段階では、今まで完全な欲望型人間として生きていた自分を、欲求型人間に近づけることが目的だ。その方法は、身体の欲求に耳をすます以外に手立てはない。
そして
・欲望型人間から欲求型人間への変化は、食べることだけではない。階段を上ることはつらくてイヤなことだ思い込んでいた。予想に反して全然つらくなかったのだ。でも、それまで「やってみようかな」とも思わなかった。「運動は嫌いだ。できるだけ避けたい」という欲望の声しか聞いていなかった証拠だ。
「運動はしたくない」というのは欲望の声。「つらいから運動しない」「面倒くさいから運動しない」という、頭が望んでいたものだった。やってみたらつらくなかった。身体が「必要だ」と求めるものであった。だから、受け入れることができたのでしょう。
欲望型人間と欲求型人間。つまり、頭が欲しているものを望む人と、身体が必要としているものを求める人。あなたはどちらのタイプですかね。
「食べること」について考えてみれば、現代人の多くが欲求型人間にカテゴライズされてしまうのではないでしょうか。
食に限らず、私たちの生活は「欲求型」の思考の産物であふれています。便利なものはすべてそうといえるでしょう。
あなたの家には数多くの家電があると思います。それらの多くは本当に必要なものでしょうか。ホームベーカリー、食洗器、お掃除ロボットは必要でしょうか。あれば便利ですけど、無くても生活には困らないものはあふれていますよね。家電で言えば、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ。これだけあれば十分ではないですかね。
あなたのクローゼットには大量の衣料が収納されていませんか。欲求にまかせて買ったものの、ほとんど使っていない衣料品が。不必要なものの典型ですね。
ダイエットに取り組んで、欲求と欲望の違いに気づく。欲望にまかせるのではなく、本当に必要なものを求めることの大切さ、素晴らしさに気づく。
この気づきを、生活のあらゆる側面に広げていくと、より人生が豊かになっていくようになるでしょう。ミニマリスト生活は心を豊かにする、というのは本当のことだと思いますよ。
ところで、先ほど必要なものとして挙げた、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機。これらも必要ないんですよね、実際には。私の大好きな稲垣えみ子さんは、まさにその生活を実践されているんです。私は、その境地に至っていませんが、気になって仕方がないんですよね。