「戦争」か「大病」か「投獄」か
こんばんは。
「記録すること」で人生を切り開いていく。
今日も「レコーディング・ダイエット」の文章からの学びをお伝えします。
・同じく、人生そのものも一寸先は闇、その中を手探りで進まなければならない。そう、まるで暗闇の中を飛ぶ飛行機のように。でも、レコーディングはあなたという飛行機に、いつも位置や方角や速度を教えてくれる。人生そのものが夜間飛行のようなものだ。悩みや迷い、それらから脱出するための計画やヒント、日々の想いをレコーディングすることこそ、人生を計器飛行することである。
昨日お伝えした、岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』からのこの文章。
「人生そのものも一寸先は闇」という言葉は真実を言い表していると思います。それなのに、私を筆頭に(?)世の多くの人が、闇は訪れないと思って、緊張感なく生きている。
「人生何が起こるか分からない」という体験をした人は、その点強くなっている。「人生は何が起こるか分からない」ことを心の底から感じ理解することで、その後の生き方が変わってくる。
田坂広志さんの『人生で起こることすべて良きこと』に、経営者として大成するには「戦争」か「大病」か「投獄」かのいずれかの体験を持っていなければならない、と書かれていたのを思い出しました。
頭だけで考えているのと、自分の体験として実感しているのとでは、天地の差がありますからね。痛い思いをしないと分からない、ということでもあります。
すみません、また話がそれていました。
・人生そのものは夜間飛行みたいなものだ。
この文章も、まさにその通りだと思います。岡田斗司夫さんは比喩の使い方が本当に素晴らしいですよね。(こんなことを言うのはおこがましいですが…)。
暗中を模索していくのが人生。その厳しい道のりで助けとなってくれるのが、「記録」という武器。
悩みや迷いから脱出するための計画やヒントは、これまでの自分の生き方、考え方の中に隠されている。日々の想いを書き続けること、そして見返すことで、進むべき方向が見えてくる、導かれる。
「体重の記録」のように分かりやすくはないかもしれません、「日々の想い」からヒントや答えを導き出すのは。でも続けることで、必ずや気づくことが出てくる。記録し続けているからこそ、あなたの意識の中に、いやもっと言えば無意識の中に、取るべき行動が浮かんでくる。
こう思うからこそ、私は日々の記録を続けています。
私たちは、毎日ものすごい数の思考を働かせています。あまりにも多すぎて、ほとんどのことは覚えていない。同じようなことを繰り返し考えていたとしても、それを覚えているとは限らない。覚えていたとしても、自分に都合の良いフィルターがかかっていて、ゆがんだ見方になっているかもしれない。
「記録して見返す」ことの繰り返しが、見落としや思い違いを遠のける。この意味でも、記録を続けるのは大切だと思います。