「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

きみまろさんが感じた「孤独感」について考える

 

こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。

 

きみまろさんの著作

『しょせん幸せなんて自己申告』

から心に残る文章を、今日もお伝えしていきます。

 

・何をやっても成功しない。いくらやっても認められなかったあの頃。世界でいちばん自分が孤独な人間のように感じられる夜に、ふと思い浮かんだフレーズの数が、今の漫談の礎になっている。

 

この文章も心に響きました。

まず、心が温まるような感覚がわきあがってきた。「努力が報われた」というストーリーが嬉しかった。「苦労した時代があったから今の自分がある」という言い回しはよく聞きますが、まさにこのことを具現化されているんです。すごいな~と心の底から感心した。

「世界でいちばん自分が孤独」という感覚は、当人であるきみまろさんじゃないと分からないのかもしれません。こうやってさらりと一文で書かれているんですが、ここには本当につらい思いが込められているんだろう、そう感じました。

 

私たちは、著者の体験と類似している、自身の体験を重ね合わせて、その文章の意味を、込められた思いを、解釈していきます。逆に言えば、類似の体験がないと、その文章の本当に意味するところを実感できないんです。理解したつもりにはなれても、それはあくまでも「つもり」なんですよね。

自身の人生を振り返ると、「孤独」を感じた場面は数多くある。この意味では、類似体験は持っているんです。でも、そんな夜を何日も持つ、長い年月をそんな感情で過ごす、といった経験はなかったのではないか、と思うんです。だから、きみまろさんが感じていた辛さを真には感じることができていないんだろう、と思います。

 

繰り返しになりますが、「30年」です。

孤独を感じた夜、自分が世界でいちばん孤独のような人間に感じられる夜。それが繰り替えされるほど、その孤独感は強くなり、深くなっていく。

 

あなたはこのことを想像できますか? この孤独感を実感することはできますか? そして、あなたは耐えられますか? 

私はそこまでの経験をしていないと思います。ですので、正直本当にきみまろさんの感情を分かっていないとは思います。

 

きみまろさんが感じたつらさとは比べ物にならないような、ちっぽけなつらさを味わい、孤独を感じたことはある。そんな私でも、きみまろさんのこの言葉に救われる。本当にありがたいと思う。

 

この著作、そして綾小路きみまろさんという人物を知ることができたこと。本当にありがたいと改めて感じました。

 

 

 

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