お金を追い求めるのをやめた
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
綾小路きみまろさんの『しょせん人生なんて自己申告』の「成功について」の章から心に響く文章をお伝えしています。
今日お伝えするのは次の文章です。
・芸人として表舞台で勝負しようと腹をくくったときに決めたことが一つ。お金を追い求めるのをやめた。お金のために、全国のキャバレーに出張して司会をしたり、日に何本も歌謡ショーの予定を入れた。目的が「芸人として売れること」ではなく「お金を稼ぐこと」にすり替わってしまう。
「覚悟」という言葉がふさわしいと感じます。
私たちの生活には「お金」が欠かせません。「お金のために働く」「飯を食うために働く」という表現はあまり使いたくはありませんが、現実世界ではこの言葉に囚われて生きている人が多い。
日々の生活に支障をきたすほどお金に困っている。
毎日の生活はなんとかやりくりしているが、急な出費への備えはまったくない。
毎日の生活に困ってはいないが、将来に向けた貯金をしないといけない。
それなりにゆとりがあるが、もっとお金がないと不安。
「お金」をどれほど、どのように必要と感じているかは人それぞれでしょう。
でも「お金」に囚われてしまっているという意味では共通している。
「お金」のために、自分の本意に反したことをしてしまう。仕方がないと受け入れてしまう。
「お金」を第一に考える人生を送り続けてきたので、自分の本意や生きる意味などを考えたことがない、考えなくなってしまう。
「お金」を第一に考えてしまう。これは致し方ないのかもしれない。そう感じてしまいますか?
私もそうですが、そういう環境で生き続けていると、いつしかこの考えに疑問も感じなくなってしまう。そういう人が多いと思います。
でも、きみまろさんは違いました。腹をくくったんです。
もう一度文章を見てみましょう。
・芸人として表舞台で勝負しようと腹をくくったときに決めたことが一つ。お金を追い求めるのをやめた。お金のために、全国のキャバレーに出張して司会をしたり、日に何本も歌謡ショーの予定を入れた。目的が「芸人として売れること」ではなく「お金を稼ぐこと」にすり替わってしまう。
司会者としてのキャリアを重ね、それなりの収入も得られていたのでしょう。とはいえ、「お金への不安」からは逃れられず、お金を得るために何本も仕事を入れた。きみまろさんも、世の多くの人と同じようなマインドセットだったのですね。
でも、ある時に「覚悟」を決められたのですね。「芸人として表舞台で勝負しようと腹をくくった」時に、「覚悟」をされたんです。
このまま司会業を続けていけば、お金に困ることはない。もし、あなたがこういう状況に置かれたとしたら、自分の目的を貫くことができますか?
簡単ではありませんよね。
お金の魔力は強力。その力に抗うのは波タイのことではありません。
この「決断」と「覚悟」が、芸人 綾小路きみまろさんのメジャーデビューの端緒だったのではないでしょうか。
あなたはどう感じますか?