どうにでも組み合わせることができますよ
こんばんは。
悪習慣の駆逐・良習慣の形成で活用できる施策として、二つの習慣にセットで取り組むことをお伝えしました。
「やめる」と「始める」こと双方で得られる利益、つまりは、その目的が一致している二つの習慣がある場合には、それをセットで行う。
具体例として挙げたのが、
「やめたい」悪習慣:お酒のお供として、スナック菓子を食べる
「身につけたい」良習慣:毎晩野菜を食べる
の二つの習慣。
これら2つに共通する目的は「健康的な食生活」。この2つをセットにして「スナック菓子の代わりに毎晩野菜を食べる」というゴールを設定。こうすることで、各々に別々に取り組むよりも、実現性が高まります。
この組合せは自然ですよね。でも、そんなに都合よく組み合わせることができるのか? という疑問が浮かぶかもしれません。
柔軟に考えることによって、「やめたいこと」と「身につけたいこと」はどうにでも組み合わせることができます。というのも、私たちの悩みや望みは、ある程度の数のカテゴリーの中に収まるものだから。「健康」「おカネ」「時間」「人間関係」「自己成長」といったカテゴリーにだいたい収まります。
まあ、多少無理があると感じても、とりあえずやってみましょう。思わぬ相乗効果を得られる可能性が高いですから。
例えば、
「やめたい」悪習慣:家でSNSを見る時間を30分削減する
「身につけたい」良習慣:毎日30分読書をする
→「帰宅後にスマホの電源を落として、すぐに読書を始める」
「やめたい」悪習慣:家でSNSを見る時間を30分削減する
「身につけたい」良習慣:しばらく合っていない旧知の人(家族・親友・知人)との関係を保つ
→「帰宅後にスマホの電源を落として、PCで30分間、旧知の人にメッセージを書く」
「やめたい」悪習慣:タバコの本数を5本減らす
「身につけたい」良習慣:毎日30分ウォーキングをする
→「タバコを吸いたくなったら、とりあえず5分間歩き続ける」
「やめたい」悪習慣:帰り途中にコンビニでスイーツやお酒を買わずに1日300円出費を減らす
「身につけたい」良習慣:毎日30分ウォーキングをする
→「コンビニの無いルートを歩いて家に帰る。実践できたら300円を貯金箱に入れる」
少し無理があるかもしれません。でも、関連はあると言えますよね。
何かをやめようと思ったときに、その分空く時間を良習慣で埋める。そうすることで、「やめる」ことにいたずらにフォーカスすることを防ぐことができる。「やりたいこと」にフォーカスを移すことができる。私たちは、意識を向けたものに感情も捉われてしまいますから、嫌なことではなく良いことに意識を向けましょう。そうすることで、悪習慣を手放し良習慣を身につけるのが容易になります。
習慣を組み合わせる
これはまだまだ応用ができます。
明日に続けます。