経営者の雰囲気を感じたのは確か
こんばんは。
旧友が提案してきた待ち合わせ場所は帝国ホテルの「オールドインペリアルバー」。
彼に誘われて厳かな空間へと足を運びテーブル席へ。着席すると彼は軽やかに話し始めます。
「いや~。お久しぶりです。○○さん。このバーの雰囲気どうですか」
「久しぶりに○○さんと会う場としては、ここがいいと思ったんですよね」
「何を頼みましょうか? ○○さんはやっぱりビールですよね」
彼のたたずまい、振る舞いに「こなれた感」を感じる。いかにも、この場を普段使いしているような感じ。
「彼は事業家として成功しているに違いない」という「妄想」は、どんどん「確信」へと変わっていきました。
メニューを開いて、ビールを探します。
居酒屋でビールを飲むことが多い私。そのお値段に比べれば、ホテルのバーのビールは割高になるのは分かっていました。しかもここは帝国ホテルのバー。それなりのお値段がすることは想定内。
でも「やはり高いな~。1杯1000円を超えるとは…」と感じてしまいます。
「ビール1杯でこの値段とは、ノルウェーなみだな…」
だいぶ以前に訪れたノルウェーでの旅を思い出す。北欧では、普通のレストランでもビール一杯このくらいはしたんですよね。
意を決して(?)、ビールを注文。アルコールを飲めないはずの旧友も「私も○○さんに付き合うべく、アルコール行きますよ。カクテルですけど」との気遣い。
私:「久しぶり。今日は誘ってくれてありがとう。帝国ホテルのバーなんて来たことがないから、ちょっと緊張しちゃったよ」
彼:「いや、○○さんにこの空間を味わっていただきたいと思って。どうですか。いい感じでしょう。」
私:「いや~、いい雰囲気だね。ここは馴染みの場所なんだね。すごいな。東京出張では帝国ホテルに泊まっているの?」
彼:「いや、泊っているホテルは別ですよ。なかなか帝国ホテルには泊まれませんよ。」
私:「そうなのか。てっきり帝国ホテルを定宿にしているのかと思ってたよ。でも、このバーには頻繁にきているんだよね。すごいよな。」
彼:「いや、そんなことないです。実は今日で2回目です。前に知り合いと来たことがあって、いいな~と思ったんですよ。もう一度来たいと思っていたんです。」
このバーの常連ではなかった。宿泊先もふつうのビジネスホテルでした。
「彼が事業家として大成しているに違いない」という「妄想」はただの「思い込み」でしたw
まだ「大成」とまでは言えなくても経営者として事業を運営しているのは確か。
これからの事業展開を熱く語る彼の姿がかっこよく感じられた。そして「経営者」としての雰囲気は半端ない。そのことも確かでした。
そして、彼がオールドインペリアルバーにふさわしい雰囲気を漂わせていた。このことも確かだった。
この場で彼と会えたこと、そしてこの場を体験することができたこと。本当にありがたく、貴重な機会でした。
「この場にふさわしい人になりたい」
そんな気持ちを抱きながら、お店を後にしました。