英語多読に目覚める前
こんばんは。
英語能力を伸ばすには多読が最も効果的。自らの経験から断言できます。でも、それは誰かからその方法論を教わったということではありません。ある偶然の出会いから、英書を読むことに楽しみを感じ、そこから英語多読の道を見出したのです。
学生時代、そして、社会人として仕事を始めるころまでの間は、それほど英語学習には力を注いできませんでした。
中学生で初めて英語と出会い、その3年間では徹底的に基礎を反復練習したものの、それ以降は英語に真剣に向き合うことはなかった。受験勉強としての英語にある程度の時間をかけたくらい。
初めて海外を旅したのも成年を過ぎてから。日本で生まれ育ち、一般的な日本人としてふつうの生活を送ってきた私は、やはり一般的な日本人の英語能力しか持っていませんでした。
つまりは、英語はほとんどしゃべれない、ということ。英語の書籍は学生時代の課題としていやいや何冊か読んだことがあるくらい。
それでも、英語能力を向上させたいという思いは持ち続けていました。
何の強みもない自分は、何かしらの武器を持たないと生きてはいけないという思いがあった。そして、強みの候補として目を付けたのが英語。いちおう学生時代から勉強はしてきているのだから、もう少し頑張れば周囲よりは頭一つ抜け出せるかもしれない。そんな思いでした。もっと言えば、英語以外に時間をかけて続けてきたことが見当たらなかったのです。英語だけが唯一細々と勉強をしつづけてきた対象だった。積極的に英語に注力したのではなく、消去法で残されたのが英語だった。
英字新聞を読もうと思ったこともあります。TIMEやNews Weekを購読しようとしたこともあります。特に雑誌の購読には心が動かされました。長期購読をするとかなりのディスカウントになるというお得感が魅力的だったのですね。〇〇%OFFという文句には昔から弱かったw。賢明な(?)私は購読前に、試しに1冊を書店で購入し読み始めました。でも難しくてなかなか前に進まない。というよりも、テーマや書かれている内容に興味を感じることができず、読み進めようという気力もなかった、というのが正直なところ。結局購読はしませんでした。
それまでに読んだ英書といえば、Think and Grow richとHow to win friends and influence peopleくらいだったと記憶しています。自己啓発系の書籍には興味を持っており、古典ともいえるこの2冊は英語で読んでいたのです。
その後、ある人との出会いが、私を英語多読へと誘います。
明日に続けます。