「歩くこと」は他者とのコミュニケーションに活用できる
こんばんは。
本日もこのブログにご訪問いただきありがとうございます。
昨日の記事では、ウォーキングとダイエットの関係についてお話をしました。
ウォーキングにはダイエット効果が期待できますが、減量という観点で考えると、短期間でその効果があらわれることはありません。
短期間で減量したい人には不向きな取り組みと言えます。
ですが、長い視点で考えれば、そのメリットは大きいと言えます。習慣を味方につける、という考えをお持ちの方には本当にお勧めしたい取り組みです。
しかも、減量以外の効果も期待できます。減量を主目的と考えず総合的なメリットを考えて「ウォーキング」を習慣化していただきたいと思います。
歩くことを活用できる場面は他にもあります。
なかでも強調しておきたいのは、
歩きながらの他者とのコミュニケーション
です。
特に二人でのコミュニケーションに大きな利点があります。
コミュニケーションの場として、たとえば、仕事においての二人での会話を考えてみましょう。
上司と部下、同僚同士、発注元と受注先という色々な関係があると思いますが、職場や会議室、応接室といった場所での会話というのは型式ばったものになりがちです。
それは、そこがいわば「オフィシャルな環境」であることの影響が大きいと思います。
飲みニケーションに一旦の長があるのは、その場がアンオフィシャルな場であるからです。とはいっても接待などはオフィシャルな場であることには変わりませんが。
型式ばった固い雰囲気から離れた環境において、お互いが心を開き、会議室では言えなかった思いを伝えたり、事務所では思いもつかなかった発想を得たりすることができるのですね。
とはいえ、お酒の場では限度を越えて失敗してしまうこともありますよね。気持ちが緩みすぎて言わなくてもよいことを言ってしまったり(笑)。
ウォーキングであれば、そのような心配はいりません。
アンオフィシャルな場で二人の会話を深めることができるのです。
しかも回りの景色が変わることで、より柔軟な考え方や、平和な感情を保つことができます。
より忌憚のない意見をいうことができたり、会議室では言えなかったことを言うタイミングも生じやすい。
加えて、発想力がわきやすい環境でもありますから、より発展した考え方や閃きが生まれやすいでしょう。
以前の記事でスティーブ・ジョブスがウォーキングの熱烈な信者であることをお伝えしました。
このことはWalter Isaacson著の伝記で知ったのですが、最近読んだ、Lawrence Levy著の「TO PIXAR AND BEYOND」でもジョブスのウォーキングについて折々に触れられていましたね。
実際に、ジョブズは二人での散歩を好んだと言います。そこで他者についての理解を深め、二人の関係を深め、ビジネスの問題を解決したり、新たな製品やビジネスを作り上げていったのですね。