「どう書くかより、なんで書くのかのほうが重要」
こんばんは。
昨日の記事の最後に書いたメモを振り返ります。
「もっと言うと、自分でそう思えることしか書かない。どう書くかより、なんで書くのかのほうが重要。」
「文章作成能力」を向上させること。これは多くの人が望んでいることでしょう。
ビジネスの場であれ、プライベートな場面であれ、うまい文章・優れた文章・人を引き付ける文章は大きな武器になりますからね。ブログやSNSで自己発信をするのがあたりまえのようになっている昨今では、より多くの人がこの能力を向上させたいと思っているでしょう。
あまたに漏れず、私もその1人でした。
何冊もの「文章作成」についての本を読みました。「どういった構成で、どんな言葉を使うのか」「抑揚やリズムの効果的な使い方とは」というテクニックを求めたのです。まさに「スキル」を向上させることに時間をかけてしまったのです。
文章作成の基本をおさらいする、身につける、という側面では良かったと思います。また、何も意識していない人と比べれば、少しはましな文章を書くことができるようにはなったかもしれません。
とはいえ、大多数の人と同じレベルにようやくたどり着いたというのが実際のところ。
まさに「マイナスをゼロのレベルまで持っていく」努力を積み重ねてきたのです。
「どう書くかより、なんで書くのかのほうが重要。」
「How」より「What」のほうが大切である。「自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたい」ことを書くことのほうが断然に重要。そういう内容であれば、文章構成やリズムは自ずと「うまい」ものになっていく。
この順番を間違っているからうまくいかないのだ、ということですね。
「What」が自分自身で面白いと思っていないものであったり、または、それがブレていたりすれば、いくらテクニックが優れていても他人には響かない。自明ですよね。
そして続くメモ。
「『どうしてもわかってもらいたいことをつくりだす力』、これが世に言う『文章力』の正体。」
「自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいということ」を書くことが最重要なのであれば、それを「作り出す力」こそが「文章力」そのものである、ということ。
まさにその通りだと思います。いつもながら説得力のある文章ですね。
とはいえ(最近この単語を多用している感がありますが…)、その「どうしてもわかってもらいたいこと」を書くのは簡単ではないよ、とも感じます。仰ることはそのとおりだけで、実際に行うのは少し難しい。あなたはどう感じますか?
明日に続けます。