『世間とズレちゃうのはしょうがない』に「歩くこと」の喜びを感じる
こんばんは。
歩くことが大好きな私。1日平均15000歩以上を歩いています。健康面のメリットもさることながら精神面のメリットを見逃すことはできません。
こうやって歩くことを意識し実践していると、意図していないのに「歩くこと」についての情報や文章がどんどん目の前に現れてきます。
俗にいう「カラーバス効果」というものかもしれません。科学的に言えば「バーダー・マインホフ現象」・「頻度錯誤」といったほうが正確でしょうか。
この現象を簡単に説明すると
「一度あることに注意を向けると、それに関する情報により気づくようになる、無意識に自分の元に多く集まるようになる」現象のこと。
一時期 集中的に認知バイアスについての書籍に読みふけったことがあります。これから折を見てご紹介していきたいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、まさに無意識に自分の元に現れた書籍があります。
その書籍は
『世間とズレちゃうのはしょうがない 』(PHP研究所 2020年10月14日出版)
自分の読書記録を見返すと、この書籍を読んだのは今年の1月。
何をきっかけにこの本を手にすることになったのは覚えていません。ただ、養老孟子さんと伊集院光さんの対談本ということに興味を感じ、タイトルから「心を軽くしてくれる」内容なのではないかという期待を胸に、この本をカートに入れたのは覚えています。
この書籍の中に「歩くこと」についての記載が多いことに驚き、そして喜びを感じたのです。このお二人も歩くことを楽しんでいる、肯定している。自分と同じだ、と
私の読書メモからその文章をご紹介しますね。いずれも書籍からの引用になります。
まずは、伊集院光さんのお言葉から
「ダイエットも兼ねて自転車と歩きで教会巡り」
「肉体を使って疲れることが重要」
「僕はこの歳になってこんなに歩くのが面白くなるとは思わなかったですよ」
「ラジオの深夜放送の後、六キロ歩いて家に帰るとすごくよい」
「45歳を超えてからひどく嫌いなものにあえてチャレンジしたら、これが意外に楽しい 自転車ばかり乗っている」
「一番嫌いだったジョギングをやってみたら『なるほど、こういうことなんだ』」
続いて養老孟子さんのお言葉
「田舎に行って自然に親しむ 一人で山を歩くと悩んでいる暇もない」
「面白いだけじゃなくて気持ちいい 人間は本来座る格好で生きていない」
「講演が好き 立ってやります 歩いてやる 新幹線の中でも僕はグルグル歩いている」
この書籍は「歩くこと」をテーマにした本ではないのですが、こんなにも自分の琴線に触れる文章が出てくるとは思ってもいませんでした。
細かく言えば歩きだけでなく自転車やジョギングも含まれていますが。
伊集院光さんがこんなにも歩いていて、歩くことを絶賛している。そして養老孟子さんがそれにこたえる形で、さらに歩きを肯定している。このお二人の掛け合いが何とも面白く、そして心に残る。
これはお勧めの本です!
歩くことを実践している方、これから実践したい方にはぜひ読んでいただきたいと思います。