つまらない本を読み続けるほど無駄な時間はない
こんばんは。
「図書館で本を借りる」という営みに潜むネガティブな影響とは?
それは「つまらない本を借りてしまう」ということです。
まあ、これは私に限ったことで、すべての人に当てはまることではありません。
説明しますね。
私が住む地域の図書館はそれなりに蔵書が多く、仕入れる新刊の冊数も少なくありません。
借りることができる冊数は最大で10冊で、予約ができる冊数は20冊。私はこの20冊の予約枠を最大限使うようにしています。というか、いつの間にかそうなっていました。予約本を借りて、枠に空きが出たらすぐさま次の本を予約するのが常になっています。
逐次新刊が入庫されるとはいえ、自分が読みたい本が追加されるとは限りません。実際にはお目当ての本が入らないということの方が多いですね。まあこれは仕方ありません。世の中で出版される書籍は今でも年間7万冊冊ほどあると言われています。図書館に置かれる本はその中の僅かな割合になりますし、ましてや地方都市の小さな図書館で入庫できる冊数は少ないでしょうから。
そうなると、枠があっても読みたい本は予約できない、ということになります。
その状況のままで何ら問題はないのですが、貧乏性(?)の私は枠を使い切りたくなってしまうのですw
自分が興味のあるテーマで検索して、少しでも引っかかる本があれば、それを予約する。こういうルーティンがいつしか出来上がりました。
そして、さしたる興味のない本は、自分にとって必要でない本である場合が多い。必要有無の以前に、面白くない、もしくは内容が乏しい、という本も多い。「はずれ」を引いてしまいやすいということです。期待していた本で「はずれ」を引くこともありますが、それほど期待していない本を含めれば、その確率はもっと大きくなる。
そんな本を引いてしまうと良くない流れに陥る可能性がある。
読み始めてほどなくして「面白くない」と感じたとしても、一度読み始めると最後まで読まなくてはならない、という心理が働くのです。真面目な性格の人はその傾向が強いと思います。
これが不幸なのです。つまらない本、何ら利益を得られない本。そう感じる対象に時間をかけることで、その時間でできるもっと意義のある活動が失われるのですから。
今回「図書館の閉鎖」により、本の予約も中止となったことが幸いとなり、つまらない本を手にする機会が減った。
これは自分にとっては良い影響だったと思います。
まあ、つまらないと感じた時点でその本を放棄すればいい。それだけの話ではあるのですが。