「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

人間ではなく「関係」の方にある

 

こんばんは。

綾小路きみまろさんの『しょせん人生なんて自己申告』。

「人間関係について」の章から今日お伝えするのは、次の文章です。

・人間関係とは、まことにやっかいで煮え切らないもの。わかりやすい善人・悪人なんていない。

人間関係は本当にやっかいですよね。

どんな人でもいろいろな側面で善し悪しを併せ持っているので、その人に全幅の信頼を置けるかどうかは判断できない。どうやって人間関係をつくっていけばいいのか、絶えず迷ってしまう。

これが人間関係の悩みが絶えない一つの大きな理由かもしれません。

 

次の文章を見てみます。

・見方を変えればこうも言える。人間関係の悩みの原因は、人間ではなく「関係」の方にある。その人が憎いのは相手や自分が悪いのではない。その人との関係、環境に問題があると考えることはできないでしょうか。

罪を憎んで人を憎まず。この考え方に通ずるものがありますね。

 

本当に嫌な人、憎しみを感じる人。そういう人と付き合わなくてはいけない状況にあると、その人の嫌な部分しか見えてこなくなる。その人が全人格的に「悪」だと感じてしまう。その人と自分という2人の人間のことしか考えられなくなる。

このように「人間関係」とはいうものの、私たちは「人間」しか見ていない。

「関係」のことは考えない、頭が及ばない。そんな状況に陥っているのですね。

 

悩みの原因は「関係」のほうにある。「人間」、すなわち、私とあなた(嫌な人)が問題ではなく「関係」が問題なのだ。

この視点は響きました。

「嫌な奴が悪いのではない。悪いのは関係なのだ。」

このように考えることができれば、憎むべき対象は「関係」になります。「嫌な奴」への嫌悪感がなくなる、薄まる。そんな効果が期待できる。

これは人生を生き易くする、知恵ですね。

 

幸せとは、日々、その時々を「気分良く」生きること、ともいえます。

気分良く生きるためには、憎しみや怒り、恐怖といった感情は排除する必要がある。嫌な人、苦手な人、憎い人にネガティブな感情を持ってしまうところを、人間ではなく関係の方に目を向けてみる。関係に対してこういうネガティブ感情を持つことはできませんので、そういった感情は消失します。もしくは、どうしようもないこと、哀れなこと、といった思いを持つに至るかもしれない。さらには「関係」を改善しようと思える。「あの人」を変えるのではなく、「関係」を変えるのだ、という前向きな考え方、姿勢が持てるかもしれない。

 

あなたの「嫌な奴」も「関係」という問題の被害者のひとり。

こう感じられれば、一緒にその問題解決にあたろう。そう思えるかもしれません。

 

あなたはどう感じますか?

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ