「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

飲食店のお酒の原価率(=飲食店の利益率)②

昨日の続きです。

 

酎ハイやハイボールがお店にとって「お得なお酒」であることをお伝えしました。

 

私が知り合いのお店を手伝ったときには、一杯目の生ビールの後、二杯目のオーダーを取る際には、酎ハイを押すように言われました。ビールを何杯も飲む私のようなお客さんは歓迎されていないのです(笑)。
酎ハイは飲みやすく、特に夏場は何杯でも飲めますよね。これはお店の利益に貢献している行為です(笑)。

 

また、最近(前から?)流行っている「メガハイボール」も店側の意向が働いているのでしょう。

甲類焼酎と同様に、4Lペットボトルで販売されている格安ウィスキーも使えたりしますからね。わりかし名の知れたウィスキーだとしても、それほど原価率は高くなりません。ハイボールは飲食店の強い味方なのです。

 

サイコロを振って、「ゾロ目がでたら無料」というような仕組みで、ハイボールに誘導されてしまった経験はありませんか?

一度これをオーダーすると、何度もサイコロにトライすることになってしまいます。人間の心理を心得たうまい仕組みですよね。一杯は無料になっても、次はメガハイボールを頼むことになってしまう。そして、何度も何度もサイコロを振ってしまう。トータルでは店側の圧倒的な勝利です。店側の思う壺ですね。

 

あとは、テキーラも曲者です。正確に言うと、ダントツの利益率で、お店にとってはドル箱です。

若いころはテキーラショットを何杯も飲んだりしました。一杯700円~800円もするのですが、それを何杯も飲んでしまう。だいたいテキーラを一気にあおっている状況では、お金のことを気にしなくなっています。その場の勢いや高揚感で「楽しみ」一辺倒の中で飲むような環境ですし。

だいぶ後になって、原価率の低さを知った時には、残念な気持ちになりました…。

 

何だが、飲食店の恐ろしさ(というか、自分の至らなさ)をお伝えするような内容になってしまいました。

 

今さらという感じではありますが、飲食店でお酒を飲むときには、「自分がその時に飲みたいお酒を飲む」ことが一番です。原価などは気にせずに、楽しくお酒を飲みましょう。

 

そして、家飲みでは、なるべく安く上がるお酒を選択するようにして、バランスをとることがポイントなのではないかと思います。