「日記」は自分の好みや性格・性質・性向を教えてくれる
こんばんは。
「日記で1日を振り返ることで、自己成長を促すことができる」
昨日はその1つ目の理由について書き始めました。
①自分がふだん考えていること、感じていることを記録しておくことで、自分の性向や好みが見えてくる。
毎晩、日記を書くにあたり、その日に考えたこと、感じたことを振り返ります。
これを少なくとも2週間続けてみる。できれば1カ月のほうがより効果的です。その後、蓄積された日記を見返してみましょう。次にあげるポイントに注意しながら。
・自分はどんなことに興味を惹かれるのか
・自分はどんなことに時間をかけているのか
・自分はどんなことが好きなのか
・自分はどんなことを避けているのか
・自分はどのように考える傾向があるのか
実は繰り返し同じようなことを考えたり、感じたりしていても、そのことを忘れてしまうことが多い。次から次へとやってくる出来事に対応するなかで、自分の思考もどんどん移ろっていってしまうのです。
1日を振り返る習慣がないと、それらを認識しないまま新しい1日を積み重ねていくだけになってしまいます。
当然ながら、振り返らなくても認識していることはありますよ。ただ、無意識のうちにとっている考えや感情は取りこぼしてしまう。これらの中のほうにこそ、自分のことをもっと知るヒントが隠されていることが多い。そう思っています。
自分の感情や考えを綴った日記を見返す過程で、自分では思っても見なかった「癖」や「好み」が浮かび上がってくる。振り返りがなければ、これらをつかむことは難しい。
夜になって振り返っても覚えていないことは数多くあります。
その意味では、日中に感じたことや思いつたことをその場でメモしておくほうがベターです。私もそう心がけてメモをとるようにしています。ただ、そんな余裕がない時のほうが多い。そういう時には、少しでも時間が空いた時に、その気づきをメモするようにしています。
その晩にメモを見ながら一日を振り返る。そして日記に書く。これがベストのパターンです。
そして、それらの日記を定期的に読み返す。
とくに強調したいのが、自分の「好き」「好み」を知る、ということ。
食べ物や趣味であれば、自分の「好き」は簡単にわかるでしょう。ただ、もっと難しい対象、例えば、仕事や異性との関係を考えた場合に、表面的な「好き」ではなく、より深いレベルで「自分は本当は何が好きなのか、何が嫌いなのか?」を知っていたほうがいい。
「好き嫌い」という自分に固有の価値観をつかむために必要な「考えるネタ」を提供してくれるのです、振り返りの習慣は。
そのネタを2番目の理由で活用することができます。
明日は2番目の理由
②自分の思いや考えを言語化しようとすることで、思考力・抽象化の能力が鍛えらえる。
についてお話します。