カフェインが効く仕組み 他にも多くの効果がある
こんばんは。本日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日は麦茶についてお話しました。
早起きのための3番目の方法「夕方にカフェインを摂らない」から、少し話が逸れてしまいましたね。
今日はカフェインに話を戻します。
熟睡・早起きをするには、敵を知っておくことは重要ですからね。
カフェインは天然由来の有機化合物で、苦味物質を含んでいます。この苦みの役割は害虫に食べられないためだといわれています。
こう聞くと、「カフェインは覚醒に効く」というのは分かる気がしますよね。
「覚醒に効く」ことは確かですが、私たちの体内では具体的に何が起こっているのか?
カフェインは、摂取されると脳まで到達します。脳には脳を興奮・覚醒させる物質があるのですが、それを抑制する物質もあります。前者で代表的なのがドーパミン、ノルアドレナリンです。これらの神経伝達物質は聞いたことがありますよね。そして、後者はアデノシンという物質。聞きなれない物質ですね。私は知りませんでした。
カフェインはこの「アデノシン」と対抗します。アデノシンの抑制能力を抑えて、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進させる。その結果、脳を興奮、覚醒させることになる。カフェイン自体が興奮・覚醒させる物質ではないということです。
覚醒作用こそカフェインの最大の特徴ではありますが、その他にも多くの効用があります。
もう一つの大きな特徴がその利尿作用。体のむくみに効果的なのです。
カフェインは抹消の血管だけでなく、腎臓の血管も拡張します。血流、血液ろ過量が増加することで腎臓が活発に働くことで、尿の量が増えます。これは、体内の水分の循環を促し体外へ排泄することも意味します。むくみを解消してくれるありがたい効果を有しているのです。
そして、「やる気」の向上。
脳を興奮・覚醒させる代表的な物質としてドーパミンとノルアドレナリンについてふれましたね。カフェインはこれらの物質の分泌を促しますので、「やる気」を向上させることに繋がるのです。集中力にも効きます。
カフェインが私たちの日常生活の一部になっているのは、この効用を得たいがため、ともいえる気がします。
さらには、運動能力の向上にもつながると言われています。筋肉が持っている機能を高めてくれる。
これもカフェインがもてはやされる理由の一つでしょう。
さらには、病気の予防にも効果があると言われています。アルツハイマー病やパーキンソン病の予防効果が期待できる、という研究結果が出てきています。
本当にメリットが多いのです。
明日は別の側面を見てみましょう。