アラームなしで自然に目覚める その重要性を知っていますか?
こんばんは。
今日も睡眠についての話を続けます。
年末年始のお休みの期間に自分の睡眠を見直していただきたいと覆っています。
昨日は最後に「アラームが鳴る前に目が覚める」ことの大切さについて触れました。
「自己覚醒」という言葉はご存じでしょうか? 目覚まし時計などの外からの刺激を使わずにあらかじめ決めた起床時間に目覚めることを言います。
私たち人間には「自己覚醒能力」が備わっていると言われています。なぜ、自己覚醒ができるのかについては研究途上で確かなことは分かっていません。
嬉しいのは、自己覚醒はある特別の能力を持った人だけのものではないという点。
誰にでもできる方法があります。
それは
寝る前に「何時に起きたいか」を強く意識する。
これだけです。
これだけで起きたい時刻に起きることができるのです。
これまで意識したことがなくても、あなたも自己覚醒を経験しているはずです。
次の日の早朝に楽しみにしていること(お子さんであれば遠足、お父さんであればゴルフ等が代表的ですかね)があると、なぜかその時間に目覚めてしまう。こういう話は良く聞きますよね。
これも、自己覚醒能力の影響だと思います。
やりたいこと、逆にやらなくてはいけないことがあり、どうしても決まった時間に起きなくてはいけない。そんな状況で、知らぬ間に「何時に起きるぞ」という思いを強く持っていた。そしてその時間に目が覚めた。
私もそのような経験は何度もあります。ですが、これが私たちにもともと備わっている能力だとは知りませんでした。
この能力は意志力とは異なります。心地よく目覚めるのに欠かせない「副腎皮質刺激ホルモン」が、目指す起床時刻の1時間ほど前から分泌が増えだす、とう実験結果があるのです。精神力の範疇だけということではない。
これは面白いですよね。どうやって人間がこの能力を身につけたのか、どうしてこの能力が必要であったのか。今後の研究結果を待ちたいと思います。
ただ、自己覚醒しようと強く意識過ぎると睡眠の質が悪くなる傾向があります。
私も「どうしもやらなくてはいけないこと」のために起床時間を強く意識した結果、目覚めの悪い朝を迎えたことが何度もあります。
ここでも「過度」はよくないということです。
毎朝目覚ましに頼らずに自然に目覚めた方が気持ちが良いですよね。
実際に、目覚ましなしで自然に目覚める人は、より前向きな気分になり、疲労感が少ないとの調査結果もあります。
一日のスタートを気分良く始められれば、その日一日が良い流れになっていく。このことを経験として知っている人は多いのではないでしょうか。
特別な準備やデバイスも必要なく気軽に取り組むことができます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。年末年始は絶好のタイミングですね。
といいつつも、私は目覚ましなし生活は実践するつもりはありません(笑)。少なくとも平日は「必要悪」な存在だと思って、アラームと付き合っていきたいと思います。寝過ごしてしまう可能性は否定できませんからね。
時間に余裕がある週末に取り入れるのがベターでしょう。