「よく歩く」は身体を使う・脳を刺激する
こんばんは。本日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「気分がひどく落ち込んで何もやる気が起きない」
そんな時には「歩く」ことが効く。昨日はそのメカニズムについてお話しました。
コルチゾール、セロトニン、エンドルフィンといった、少し細かい説明をしたのは、その効果が科学的に裏付けられていることをお伝えするためです。
ジョギングやスポーツ等に集中するのもいいです。でも私のようにそんな趣味を持っていない方もいるでしょう。もしくは、気持ちが塞ぎこんで激しい運動をする気が起きないかもしれません。
そんな時でも「歩く」ことであればできる。だからこそ「歩く」ことをお勧めしたい。
家の中でじっとしていても状況は悪くなるばかり。思考がどんどんネガティブになっていく。外に出てただ歩くだけで気分が少しでも上向く。そんな効果が期待できるのですから。
できる限り長く歩くこと。「よく歩く」ことをお勧めしたい。
ストレスを緩和し幸福感につつまれる時間をできるだけ長く持てるという理由もさることながら、肉体を使って疲れることも大切だからです。自分に悩む暇を与えない。そして、疲れることは睡眠の質向上にもつながります。気分が塞いでいるときに「疲れる」ことを取り入れることの効用。これは大切なポイントです。
外に出て歩くことは、脳への刺激にもなります。家でじっとしていても見える風景は変わりません。でもいったん外に出て歩きまわることで、さまざまな風景を目にすることになります。そこでネガティブな考えがさえぎられたり、ポジティブな想像をかきたてられるといった効果も期待できる。
ふだんと違う風景を楽しむためにも、少し長い距離を歩き日常生活の範囲外の場所を歩いてほしい。初めて訪れる地域や道を歩いてみる。そうすることでより刺激をえることができる。
もっと良いのは自然の中を歩くこと。
落ち込んだ気持ちやうつ状態の改善にウォーキングが効果的である、という研究は多くあります。都市部でも自然の中でもその効果は認められていますが、自然の中を歩いた方がより効果が高いという研究結果もあります。
人類は自然の中で長い時間をかけて進化してきたため、自然に囲まれると心身がリラックスするとも言われています。
自然の偉大な浄化力に身を委ねましょう。
気分がひどく落ち込んでいる時に、「歩く」というシンプルな行いが状況を改善する。このことをぜひ覚えておいていただきたい。
そして、実践していただきたい。そう思います。