リストに「先送りしているもの」「他人との関わり」も付け加えよう
こんばんは。
精神的に追い詰められていて、何も手につかないほど心が落ち着かない。気持ちが沈んで動き出せない。
そんな時には「その日にやることを細かくリストアップする」。
この行いの意味と重要性についてお話してきました。
紙に書き出さずに、頭の中だけで「やるべきこと」を考えていると、実際以上にやることが多くあると錯覚してしまいます。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と焦ることで、簡単なことができなくなったりしてしまう。途中で別のタスクのことを思い出して、その異なるタスクをやろうとしてしまう。今やっているタスクが終わっていないのに。
そうして、なにも片付けられないまま時間だけが過ぎていく。いつまで経っても落ち着かない精神状態から抜け出せない。さらには、ますますネガティブな思考を深めてしまう。「本当に私はダメな人間だ…」というところまで考えてしまいかねない。
この悪循環にはまらないためにも、事細かにやることをリストアップして書き出していく。ほんの少し落ち着きを取り戻した後に、簡単なタスクを「完了」し「消す」を繰り返す。そうして少しずつ心に余裕を取り戻していく。
リストアップする対象は、本当に小さなこと、「顔を洗う」や「歯を磨く」といったことも含め、一つも漏らさずに書くことをお勧めしました。
ふだんなら難なくできること、習慣になっているものも含めて書く。「完了」してリストから「消す」機会を増やすためなのです。
さらには、こうも書きました。
「先送りしにしているものがあれば、それらもリストアップする。」
これはなぜなのか?
リズムにうまく乗って、簡単なタスクを次から次へとこなすという好循環を得ることができれば、少し難易度が高めのことにも取り組める可能性がある。その可能性にかけるためです。これをクリアすると自分にもっと自信を取り戻すことができますからね。
加えて、こうも書きましたね。
「さらには、他人との関わりが生じる行動も付け加えるとなおいいですね。」
これはなぜでしょうか?
心が弱っている時には、他人に頼っていい。一人では解決できないこともありますし、そういう状況にあったら積極的に人に助けを求めてほしい。ただ話すだけでも気が紛らわされたり、元気をもらったりすることができます。
タスクとして掲げることで、その実行確率を上げるのです。
一人でいるとさらに気が沈んでしまいかねません。気の置けない家族や友人、仲間。彼らとの交流を通して、流れが変わる可能性がありますから。
まあ、そんな小難しいことは考えずとも、「一緒にいるだけも心が少しでも安らぐ」時間を持っていただきたい。そう思います。