あなたを「観察している」人に聞いてみる
こんばんは。
悪い習慣から解放され、良い習慣を増やしていく4ステップの二つ目
2. 周囲が思う「自分の習慣」をヒアリングし書き出す
についてお伝えしています。
自分自身だけでは、自分のことを知るには限界があります。他人からの客観的な指摘を得ることで、より偏りのない自分を知ることにつながるんです。
では、誰に聞けばよいのか?
答えは、あなたの周囲にいるあらゆる人、になります。できる限り多くの人に聞いたほうが、より偏りの少ない「あなた」の認識につながります。
家族や親友といった身近な人においても、人によってその指摘の仕方はさまざまでしょう。忌憚のない意見を言ってくれる可能性が高いのはこのグループかもしれません。でも、関係が近いがゆえに、あなたの特別な癖や習慣に鈍感になっている可能性も高い。そういう側面もあります。
会社で働いている人であれば、職場の同僚や上司、部下にも聞いてみる。一日の中で最も多くの時間を共に過ごしているのがこれらの人たち。仕事上でかかわりが深ければ、意識せずともお互いの人となりや行動が目に入り、それらに対する感情や考えが蓄積される。あなたが気づきもしなかった癖や習慣を知っているのはこれらの人たちかもしれません。また、それほど深いかかわりがない人からも、同じ空間で過ごす時間が長ければ、良くも悪くも、あなたは「観察されている」のです。こういう人たちの方が、より客観的な目であなたを捉えているかもしれません。
でも、素直な意見が効けるかどうか、というと難しい面があるのも事実。会社における人間関係は、その人の出世や処遇といった利害関係と深く結びついているがゆえに、率直な意見を控えようという心理が働きます。無難な意見だったり、明らかなおせじであったり、と本当のあなたを指摘してくれない可能性もはらんでいます。
そして、仕事以外のコミュニティで関係のある人たち。居住地域のコミュニティや、何らかのスクールやジムといった場、行きつけのお店でなじみのある人たちにも聞いてみましょう。仕事絡みの人と比して利害関係が薄いので、さらに客観的な視点であなたを見てくれている可能性が高い。こういう人たちに、あなたをどう見ているか聞いてみると、あなたが知らないあなたを語ってくれるかもしれません。
心掛けたいのは、自分のことを聞くだけでなく、相手のことについても話す、ということ。
特に、その相手の所作や振る舞い、生き方に魅力を感じるのであれば、その人がどういった行動習慣を持っているのか、どういう信念を持っているのかを教えてもらう。その習慣を、あなた自身の習慣に取り込むチャンスを得る、その端緒となりえますからね。
明日は3番目のステップについて話ますね。