自分の方法がダメ出しされている?
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
いつもより遅い時間の更新になってしまいました。
習慣化についての考え方。私の考えと『小さな習慣』での主張に食い違いが見られると思われる部分が他にもあります。
どの文章か気づかれましたでしょうか。
私が以前書いた文章を改めて記載しますね。
それは「小さく始める」は「小さいことを続ける」という意味ではない、ということ。
そこには、「徐々に負荷を増やしていく」という意味が含まれている、ということです。
「徐々に負荷を増やしていく」
私はこれを「小さく始める」の一要素だと認識しています。かけてはならない要素であると。
でも『小さな習慣』は、これに対しては否定的であるように感じます。
実際に、第7章の「小さな習慣」を失敗させない8つのルールには下記のようなことも書かれています。
「1. 決してごまかさない」の中に、
最もよくあるのは、一日腕立て伏せ1回」などの小さな習慣をえらんでおきながら、こっそりもっと多くの回数を自分に求めることです。これだけは絶対にしないように、本当に注意してください。
また、8つ目のルールは「あまったエネルギーと野心はおまけに使う。目標は大きくしない」と書かれている。
さらには、「この本の終わりに」にはずばり、次の文章が書かれています。
小さな習慣には修正版があります。自分が設定した課題の規模を徐々に大きくしていくものです。私自身はこれをするのは好みません。
自身がやってきた方法が、著者にダメ出しされてしまっています…。この文章を読んだときには少し凹みましたw
「目標を大きくすると、自由、自主性、柔軟性を失う」
「最低限の課題をこなすだけでも、小さな習慣は本物の習慣に変わります」
といった記述が
「徐々に負荷を増やしていく」を否定しているように感じたのです。
でも、よく読んでいただければ分かるのですが決して否定はされていないのです。
わざわざ「修正版」として「小さな習慣」の一つの位置づけとして認め、記載しているのですから。
ポイントは「習慣として根付いた後に「徐々に」負荷を増やしていく」というところ。習慣化に至っていないのに、焦って負荷を上げると失敗する。私も完全に同意します。
仮に著者が「負荷を増やすのは絶対ダメ」と言っていたとしても、私は自身のやり方を改めないと思います。それは、長年にわたり実践しその効果を実感した経験があるから。
ある学びを得たときに、そのルールを従順に守ることは大切かもしれません。でも、決して完全に従う必要はない。そう強く思います。
この『小さな習慣』は、原則を堅持しながらも、やり方のバリエーションには寛容で、それが具体的に示されている。原則だけを声高に主張し、その派生に関し何ら言及のない書籍が多い中で、この本の存在は貴重です。改めてそう思っています。