紙に書くことは、自分と向き合うこと
こんばんは。
「レコーディング・ダイエット」は人生のあらゆる側面で活用できる。
私たちの人生においては、悩みがつきません。お金、仕事、家庭、人間関係。誰しも何かしらの悩みを抱えています。そんな人生を生きていくために「記録」は武器になる。
今日も著作から抜粋します。
・悩みや問題に、毎日答えなんか出さなくてもかまわない。毎日答えが出せるくらいなら、悩んだり困ったりしているはずがない。
・毎日答えが出せるくらいなら、悩んだり困ったりしているはずがない。
岡田斗司夫さんはこの言い回しが好きですよね。
以前ご紹介したこの文章もそうでしたね。
・夕食をサラダだけにする。一日一時間有酸素運動をする。そんなことが続けられるなら、初めから太ったりするはずがない。
言われてみれば「その通り!」なのですが、言われなければ気づかなかったことであることも、まさにその通り。気づかなかったというよりも、そういう発想がなかった。そういう視点で考えたことがなかった、という表現の方が適切かもしれません。
私たちは悩みや問題を抱えると、その状況からすぐに脱したいと思う。「つらい」「苦しい」「落ち着かない」気分を持ち続けたくないのです。
でも、残念ながら、悩みや問題は簡単に解決できるものでないというのが実際のところ。このことは多くの人が実感していると思います。そして、もがいているのではないでしょうか。
でも、「なぜ簡単に解決できないのか?」について深く考えることはない。思考停止。問題の背景を考えない。ただ、短絡的な解決方法を探し求めるだけ、すがるだけ。で、問題から逃れられない。
・逃げないで、押しつぶされないで、ただひたすら、毎日レコーディングを続けてみよう。なぜそんな問題に巻き込まれたのか?なぜそれを自分は欲しいのか?レコーディングを続けていると、「自分」の内面が徐々に見えてくる。
紙に書くことは、自分と向き合うこと。書き続けることは、自分と向き合い続けること。
実際のところ、「自分と向き合う」ことでしか解決できない問題というのは多いのです。特にその問題が深刻な場合には、自分の内面にその原因が隠されている。
この「自分と向き合うこと」に「続けること」を掛け合わせると威力が増す。
それまで「紙に書くこと」をしたことがなかった場合には、その一回の行為でも十分その果実を享受できるでしょう。でも、「紙に書き続ける」、つまり「記録する」ことでしか浮かび上がっていないこともある、ということですね。
明日に続けます。