あらためて睡眠段階のことを学ぼう!
こんばんは。
睡眠はどうやって測定できるのか?
昨日は、従来の測定に用いられてきた「睡眠ポリグラフィ装置」についてまで話を進めました。
この「睡眠ポリグラフィ装置」は脳波だけでなく、眼球の運動や心拍数に加え、呼吸や体の動きなど、睡眠全般に関連するデータが測定できます。「睡眠段階を測定するための究極の判断基準」と言われる所以です。
この装置による睡眠測定は信頼性が高い。
同時に、これが意味することは、残念ながら、日常生活で脳波を測定することはできないし、その他の項目も測ることができないということ。こんな装置は一般の人が家庭で使えるわけではありませんから。
睡眠に関する書籍を何冊も読破し、脳波と睡眠の関連性についての知識を得ることはできたものの、自分の睡眠時の脳波がどうなっているかは分からない。でもどうしようもない、と諦めてきたのです。
いまでは、ヘッドバンド型の測定器が登場し、一般の人でも入手しやすくなっています。この装置を用いて、睡眠時の脳波を測定することができる。
とはいえ、ヘッドハンドを付けると寝心地が良くないよな~と感じ、自身の生活で「脳波測定」が実現することはありませんでした。
もっと簡単に自分の睡眠を知ることはできないか?
そんな想いを叶えてくれるのが、リストバンド型のデバイスなのです。
リストバンド型の装置が測定するのは、心拍数と体の動き(体動)。
心拍数の変化から、覚醒、レム睡眠、ノンレム睡眠といった、睡眠の状態を分析しています。レム睡眠、ノンレム睡眠は聞いたことがあるのではないでしょうか?
一般的に、レム睡眠は浅い眠りの状態で、体は休んでいるが脳は活発に働き、思考の整理や記憶の定着を行っている。
ノンレム睡眠は眠りが深い状態で、脳の休息や成長ホルモンの分泌をもたらす、と言われています。
Fitbitでは、睡眠段階を3種類に分類しています。
Fitbitのホームページから抜粋しますね。
睡眠段階とは何ですか?
あなたが夜眠っている間、身体は一般に平均 90 分間続くいくつかの睡眠サイクルを巡ります。 各サイクルでは、2 種類の睡眠が交互に現れます。
浅い睡眠と深い睡眠 — レム睡眠よりも脳の活動が少ない非急速眼球運動(ノンレム)には、浅い睡眠と深い睡眠の段階が含まれます。 深い睡眠期間は、一般に就寝直後に長く現れます。
急速眼球運動(レム) — 鮮明な夢をみる睡眠段階とされるレム睡眠の期間は、一般に就寝時間が進むにつれて長くなります(出典)。
睡眠サイクル中は、浅い睡眠から深い睡眠へ、次に浅い睡眠に戻り、そしてレム睡眠に戻ることが最も一般的です。 その後も睡眠サイクルは繰り返されるのが普通ですが、睡眠パターンは自然に変化します。
明日に続けます。