嫉妬をコントロールする
こんばんは。本日も当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
今日のテーマは「嫉妬」です。
楠木建さんの記事の中でも「嫉妬」について記載しました。
人間の感情の中でもっとも醜いもの、無意味で役に立たなくて、しかも有毒な感情、それが嫉妬です。
もちろん、楠木建さんがこのことを初めて示したわけではありません。
嫉妬は私たち人類と長らく付きあってきた感情なのですから。古代ギリシアの時代から哲学者たちが嫉妬の愚かさを指摘しています。
嫉妬をテーマにした物語には事足りません。宗教の経典にも書かれていますし、映画やドラマ、小説の題材の主要なテーマが嫉妬であったりします。
この「嫉妬」をコントロールすることで私たちは幸せになれる。その能力を身につけられれば、よりよい生活を送ることができる。
今日は「嫉妬をコントロールする方法」をお伝えしたいと思います。
といいたいところですが、そうは問屋がおろしません。おそらく、その方法は今後も見出されないでしょう。人類の歴史が続く以上。
なんと、嫉妬は人間だけが持つ感情ではないとも言われています。動物も嫉妬するらしいのです。サルが嫉妬することを明らかにした実験もあると言います。嫉妬という感情は、人類が誕生する前から、その進化の過程にはめこまれているものなのです。
以前も書きましたが、嫉妬を抱くのは、自分と似た対象に対してのみです。億万長者や大成功者に対しては嫉妬を抱きません。例えば、自分と同期の給料が少し高い、そういった時に嫉妬を感じるのです。
嫉妬を感じないためには「他人と比較しないこと」が大切。このことについても以前書きました。
他人と比較することこそ、嫉妬をはじめとするネガティブな感情を生み出す根本原因です。
とはいえ、「他人と比較しない」というのが難しい。
今の世の中は、他人と比較するツールであふれています。SNSはその筆頭ですよね。
そして、物理的な環境も重要です。例えば「どこに住むのか?」
以前の記事で、大前研一さんの「人生を変える3つの方法」の中に「住む場所を変える」が挙げられていることに触れましたね。
「劣等感」を持たなくて済む環境を選ぶのは賢い方法。自分よりも少しお金持ちの人が多いところに住むのは、嫉妬を進んで取りに行くようなものでしょう。
なにより大切なのは「自分より優れている人、幸せな人、より良い人生を送っている人はいる」という現実を受け入れることでしょう。
これは「あきらめ」とも言えるかもしれません。
あきらめるのは嫌いですか?
それなら、「嫉妬」の存在を理解し、そして、それを手放すことの大切さを改めて認識しましょう。
それだけでも、嫉妬に翻弄されることを無意識に受け入れるよりは、幸せになれると思うのです。