アラームの絶え間ない攻撃を進んで受けることの愚
こんばんは。
新年2日目の今日はいかがお過ごしになりましたでしょうか? のんびりされている方も多いかもしれませんね。
私は正月気分にどっぷり浸らないために通常モードで生活しています。
今日から睡眠についての話に戻ります。
便利で欠かせない「スヌーズ機能」。
その負の側面についてお伝えしてきました。
12/29のブログでは、スヌーズ機能と眠りの関係を生物学的な面からお話しました。
これだけでも、スヌーズを避ける十分な理由となります。
ですが、まだ終わりません…。他にも悪影響があるのです。
以前「アラームに頼らずに自然に起きたほうが良い」ことはお伝えしましたよね。
私たちはアラームに起こされているのです。自発的に起きているのではなく。
アラームはある意味ショックを与えて私たちを起こしています。
アラームは自律神経系と闘争・逃走回路である交感神経系を働かせるのです。
闘争・逃走反応というと仰々しいですが、疲れがたまっている朝にアラームが鳴ると、「ハッ」「ドキッ」「ギクッ」と感じることはありませんか?
程度の差はあれ、この反応を実際毎朝体験しているのです。
まさにアラームから「攻撃」を受けている状況。スヌーズ機能を使うことで、何度も攻撃を受け、その度に闘争・逃走反応を働かせる。それは疲れるはずですよね。
交感神経系を繰り返し再活動させると、身体面にもダメージを与えるという指摘もあります。そして、鬱などの病気につながるとも。
アラームに「ドキッ」と感じること。これは心臓にも悪い気がしませんか? 小さいけれども着実にダメージを与えているように感じます。スヌーズを使うことは、進んでそのダメージを何度も取りにいくことに他なりません。私は「これは愚かな行動だ」と感じました。
いかがでしょうか? スヌーズ機能の怖さを知ると、うかつに使えませんよね。
「スヌーズを使わないで、寝坊してしまったらどうしよう」
そのような心配は無用です。
何度もアラームが鳴ることを前提としているから、何度も二度寝(〇度寝)をしてしまうのです。
単なる甘えでそもそも決まった時刻に起きようとしていないのですよね。
「アラームは1度しか鳴らない」とわかっていれば、その1度で起きられるものです。
この年末年始は、スヌーズに別れを告げるのに絶好のタイミングですよ。ゆっくりダラダラと過ごしても良い状況にあれば、つい寝坊してしまったとしても問題ありませんからね。
まずは「試す」こと。これが大切です。
理想は「アラームが鳴る前に目覚めること」。アラームを解除すれば、自分にもダメージを与えないだけでなく、他人にも迷惑をかけません。
スヌーズOFFは、その理想の状態にたどり着く前段階です。何もリスクはありませんので、ぜひ実践してみましょう。